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国際クルーズ拠点に6港選定 船社に岸壁優先使用権
業界
2017/02/01
国土交通省港湾局は31日、官民連携による国際クルーズ拠点を形成する港湾に、横浜、清水、佐世保、八代、本部、平良の6港を選定した。今後、大手クルーズ船社と港湾管理者が連名で提出した拠点形成に向けた計画書に基づき、2019〜2020年をめどに必要なハード・ソフト面での整備を行う。クルーズ船社の投資を促す代わりに、岸壁の優先使用権を与える。政府は「明日の日本を支える観光ビジョン」の中で、2020年に訪日クルーズ旅客500万人を目指しており、国際的なクルーズ拠点の形成を通じて日本を母港としたクルーズの誘致を図ることで、目標達成を狙う。

国交省港湾局は昨年9月に、学識経験者などで構成される「官民連携によるクルーズ拠点形成検討委員会」を設立。10月から12月にかけて港湾管理者とクルーズ船社の連名で、「官民連携による国際クルーズ拠点形成計画書」を募集した。6港・4社からの応募があり、1月に開催された同委員会で評価を実施。その結果、全ての港湾が選定された。

今回の国際クルーズ拠点のスキームでは、クルーズ船社に対して投資を促す代わりに、投資対象施設の管理運営期間である約15〜20年間にわたって岸壁の優先利用を認める。具体的には、優先予約できる日数は岸壁の状況やクルーズ船社の要望などを踏まえて設定する。実際に利用する年の1年〜1年半前まで優先的に予約でき、1年〜1年3カ月前を過ぎると他のクルーズ船社からの予約も受け付ける仕組みだ。

官民連携による国際クルーズ拠点に選定された6港と船社名

■横浜港(横浜市)/郵船クルーズ/カーニバル・コーポレーション
施設運用開始時期:2019年 寄港回数目標(目標年):200回(2025年)
大さん橋を「飛鳥U」(5万142トン)が母港とし優先的に使用。郵船クルーズがターミナル(既設)内に待合ラウンジを整備する。新港地区はカーニバルが日本発着クルーズの拠点として優先的に使用する。新港埠頭9号岸壁を11万トン級対応に整備中。旅客ターミナルビルを横浜市が公民連携事業により事業者を公募し新設する。カーニバルが旅客のための屋根付き通路を整備する。

■清水港(静岡県)/ゲンティン香港
施設運用開始時期:2020年 寄港回数目標(目標年):105回(2030年)
ゲンティン香港が傘下のクルーズ船社による北東アジアクルーズの寄港地・発着地として利用。港湾整備については、既設の22万トン級に対応する日の出地区4・5号岸壁に加えて、日の出地区1〜3号岸壁で貨客併用の7.5万トン級対応の岸壁を計画している。またゲンティン香港が、世界最大級のクルーズ船に対応した旅客ターミナルビルを岸壁背後に整備する。

■佐世保港(佐世保市)/カーニバル・コーポレーション
施設運用開始時期:2020年 寄港回数目標(目標年):300回(2024年)
カーニバルが東アジアのゲートウエー機能を有した日本有数の拠点港の形成を目指す。三浦地区では現在、16万トン級クルーズ船に対応するための改良工事を進めている。ハウステンボスに近い浦頭地区は、カーニバルが東アジアクルーズの日本における拠点港として優先的に使用する予定。14万トン級に対応する岸壁整備を計画している。またカーニバルが地元物産品の販売所を併設する旅客ターミナルビルを整備する。

■八代港(熊本県)/ロイヤル・カリビアン・クルーズ・リミテッド
施設運用開始時期:2020年 寄港回数目標(目標年):150回(2030年)
ロイヤル・カリビアンが「九州中央の大型クルーズ船の受け入れ拠点」として整備する。災害時の救援物資などの補給拠点機能も果たす方針だ。インフラ整備では、貨客併用の22万トン級対応の岸壁が既に存在するが、さらに新たな22万トン級対応の岸壁を整備する方針だ。またロイヤル・カリビアンがCIQおよび商業施設併設の旅客ターミナルビルを建てる。

■本部港(沖縄県)/ゲンティン香港
施設運用開始時期:2020年 寄港回数目標(目標年):104回(2030年)
国際クルーズ拠点を形成することで、沖縄本島北部の豊かな自然を活用したエコツーリズムや海洋レジャーの促進などを図る。ゲンティンは同港を中国・台湾発着クルーズの拠点として優先的に使用する予定で、現在20万トン級に対応する岸壁を整備している。また、ゲンティン香港がCIQ、待合所、観光案内所などを有する旅客ターミナルビルを整備する。
 
■平良港(宮古島市)/カーニバル・コーポレーション
施設運用開始時期:2020年 寄港回数目標(目標年):310回(2026年)
中国発着クルーズの主要拠点寄港地を形成し、将来的には下地島飛行城の活用などを視野にフライ&クルーズによる発着港への発展を目指す。インフラ整備については既設の下崎地区の岸壁に加えて、漲水地区で14万トン級に対応可能な岸壁を計画している。漲水地区ではカーニバル社が優先的に岸壁を使用するとともに、快適なCIQ手続きが受けられる旅客ターミナルビルを整備する方針だ。







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