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JOPA会長、年頭あいさつ
業界
2018/01/05
日本外航客船協会(JOPA)の山口直彦会長(商船三井客船社長)は、「外国クルーズ客船とのすみ分けが進み、日本のクルーズ業界は新たな共生の時代を迎えている」など新年のあいさつをした。要旨は下記のとおり。

おかげさまで、クルーズ業界は好調だ。国土交通省のまとめによると、2016年の日本のクルーズ人口は過去最高の24万8000人に達し、5年連続で20万人台をキープした。国の集計結果を待たなければならないが、船社や旅行会社からの話を総合すると、2017年はさらに前年を上回ったとみられる。景気拡大が続けば、2018年も大台を維持し、記録を更新できるものと期待している。12年前の戌年のクルーズ人口は17万7000人だった。諸外国に比べるとゆっくりではあるが、着実にマーケットは広がってきたといえるだろう。

ここ数年、日本のクルーズ・マーケットを力強く牽引しているのが、欧米系の外国クルーズ船社だ。中・大型客船を定常的な日本発着クルーズに投入し、新規マーケットを開拓している。また、ベスト・シーズンに日本発着クルーズを数本実施する外国船社も、目立って多くなってきた。今年は冬期を含め、通年で日本発着クルーズを展開する外国船社もある。クルーズ人口の底上げは、引き続き、外国クルーズ船社が主役を演じることになりそうだ。2019年には、大手旅行会社が外国クルーズ客船をチャーターし、世界一周クルーズを実施する。これは、かつてない画期的な試みだ。こうした旅行会社の積極果敢な取り組みは、大変心強く、マーケット拡大に寄与するものと注目している。

日本船社の集客も好調だ。外国クルーズ客船との競合というよりも相乗効果だろうか、日本人のお客様のために磨き上げてきた日本船ならではの細やかなサービスは、存在感を増しているようだ。和のテイストによる心地よさを求めて、「飛鳥U」、「にっぽん丸」、「ぱしふぃっくびいなす」に年間10万人を超える多くのお客様がご乗船されている。今年、3年ぶりに世界一周クルーズを実施する「飛鳥U」はほぼ満室の予約状態だと聞いている。また大型客船では寄港できない港や島を組み入れた「にっぽん丸」や「ぱしふぃっくびいなす」の丹念に作り込んだクルーズも盛況だ。外国クルーズ客船とのすみ分けが進み、日本のクルーズ業界は新たな共生の時代を迎えている。

一方、国際定期旅客船の利用者数は、韓国からのお客様に支えられ昨年も2010年以来キープしている100万人の大台を維持したと思われるが、過去5年間、日本人利用者数はピーク時の半分に満たない水準で推移している。中国人利用者も激減している。利用者数から見ると、国際定期旅客船を取り巻く環境は依然として厳しいものがある。近隣諸国との間には政治的、地政学的にさまざまな問題が横たわっているが、一日も早く関係改善が進み、国際物流にとどまらず国際人流でも大きく貢献できる時代がやってくることを願っている。

当協会は人命第一になお一層の安全運航に努めるとともに、クルーズ業界の健全な発展、マーケット拡大を目指して取り組んでいく。







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