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HOME > クルーズQ&A > 「バトラー付き」というのが不安です。

クルーズQ&A

質問:「バトラー付き」というのが不安です。

ラグジュアリー船やスイート客室を予約したときに「この客室はバトラー付きです」との説明。どのようなことをお願いすればいいのか、どうすれば、ほどよい距離で過ごせるかを紹介しましょう。

あなたの旅を快適にするために居ます!

せっかくの船旅だし! と奮発したラグジュアリー客船や、プレミアム客船のスイートルーム。時に「バトラー付き」との記載があり、不安になる方もいるようです。

バトラーは「執事」とも訳され、あらゆる用件を聞いてくれる専属の客室係です。荷ほどきからパッキングまでさまざまなことが頼めますが、常に周囲にいるのではなく、用事があるときに電話で呼び出すことが多いので、いつも顔を合わせているわけではありません。客船の場合もその客室専任でなく、数室を掛け持ちしている場合も多いのです。

「特に用事はありません」と伝えれば、ディナー前にアペタイザー(食前酒や軽い前菜)を運んできてくれるくらいです。

私がすごいと思ったバトラーは、夕方に運んでくるアペタイザーの中で何を食べて何を残すかを見ていて、毎日好みのものを持ってくるようになったことです。乗客が少しでも快適に過ごせるようにいるのですから、ぜひ活躍してもらいましょう。

「察すること」がバトラーの仕事ですが、いろんな相談もしてみましょう
もっと上手にいろんなお願いを

「バトラー付きの客室でよかった」と思うのは、さまざまな予約を自分でしなくて済むこと。特別レストランや寄港地ツアーなど、各申し込みの場所に行って、時には並んで待つことを、バトラーが代わってやってくれます。バトラーを通したほうがリクエストは通りやすいという利点もあります。

何か小さなトラブルも、バトラーがいると違います。例えば、船内に忘れ物をしたときなど、レセプションに受け取りに出向かなくてもバトラーが確認して、見つかり次第届けてくれます。

スーツケースに入れていたドレスやタキシードにシワがよっていたり、仮に服にシミがついてしまった場合も、バトラーは強い味方。間に合うように、ピシッとキマった衣装を届けてくれます。


バトラーとはほど良い関係をつくろう

バトラーは欧米の裕福な個人宅にも存在し、場合によっては資産管理まで行う場合もあります。庭師やメイドなど家事使用人の中でも、バトラーは最上級の職種なのです。

英国などにはバトラー育成の専門的な学校もあり、能力や経験が満たされると資格を手にできます。リージェント・セブンシーズ・クルーズのバトラーも英国の、「ギルド・オブ・バトラー」という教育機関で養成されたエリートたち。いずれにしても、専門職ですから、こちらも紳士的に対応するのがスイートを利用する乗客にふさわしいでしょう。

気をつけたいのはコンシェルジュとの違い。船内での自分の身のまわりのことはバトラー、寄港地の情報やレストラン、移動の手配はコンシェルジュが担当になります。

細かいこと以外でバトラーが頼りになるのが、友人を部屋に招いて食事をしたり、ちょっとしたパーティーを開く場合。人数に合わせて、すべての準備をしてくれます。ラグジュアリー客船の場合はルームサービスやアルコールも追加料金がかかりませんから、船上で仲良くなった方を誘って親交を温めてもいいですね。

チップが必要な船の場合も、スイートはバトラーのチップも定額で含まれていて、ちょっと高いだけなので安心です(ただ、パーティーのような手間のかかることをお願いした時は心付けを渡してもよいでしょう)。

人と人として上手に付き合えばバトラーは最強の味方。親しくなって、「バトラー付き客室」の快適なクルーズを楽しんでみませんか。



(クルーズ・ジャーナリスト:藤原暢子)



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