〈境港〉「境夢みなとターミナル」から始まる山陰観光
いま行きたい!にっぽんの港
鳥取県西部に位置する境港は、山陰地方の重要港湾。クルーズ客船の寄港も多く、2020年には新たな客船ターミナル「境夢みなとターミナル」がオープンした。秀峰大山と美保湾の雄大な景色を一望できる展望デッキは、寄港したクルーズ船の撮影にも絶好だ。官民一体の歓迎も好評で、多くの市民が「SAN-INまんなかクルーズファン」や「観光案内ボランティア」などに登録、参加している。また、新ターミナル脇から整備された「弓ヶ浜サイクリングロード」は白砂青松の海沿いを走る爽快なコースで、ウォーキングやジョギングもOK。いい汗をかいた後は、足湯や日帰り入浴もある「皆生温泉」でリフレッシュしよう。
境港は「ゲゲゲの鬼太郎」の作者・水木しげる氏のふるさとであり、「水木しげるロード」では170体を超える妖怪像が迎えてくれる。仕事場が再現された「水木しげる記念館」と合わせ、水木作品のファンにはたまらない魅力だ。
境港からはアクセスの良いお隣の島根県も含めた観光周遊がかなう。横山大観コレクションと世界的庭園の「足立美術館」、牡丹で有名な「由志園」の庭園めぐり、国宝「松江城」、縁結びで名高い「出雲大社」などは大定番。新スポットとして、日本一古い円形校舎を改築した「円形劇場くらよしフィギュアミュージアム」、皮革で動物などを表現した世界初のレザーアートミュージアム「本池美術館」などユニークな見どころも行先に加えたい。自然探訪ならダイナミックな景観の「鳥取砂丘」や「大山」へ。原生林の中をトレッキングする「大山ブナの森ウォーク」も人気だ。
松葉ガニをはじめとする新鮮な港町グルメ、大山の気候が育む名産品、茶の湯文化が薫る松江の和菓子、季節ごとの旬の果実たちも待っている。
(上メイン写真)境港市「境夢みなとターミナル」から米子市・日野川河口まで約15.8キロの「弓ヶ浜サイクリングロード」は海岸線をゆく爽快なコース
最寄り空港 米子鬼太郎空港まで約4キロ/約8分(車)
最寄り駅 境港駅まで約6キロ/約14分(車)
市街地まで 境港市中心部まで約14分(車)