ポナン：最新技術搭載の小型船でゆく
ラグジュアリーな探検クルーズ
〈特集：クルーズライン別最新情報〉

フランスに拠点を置く船会社ポナンが運航するのは、主に約1万トンの小型ラグジュアリーシップ。派手なアトラクションやエンタメ施設があるわけではないが、上質なインテリア、素材や調理法にこだわった美食、さりげなくもきめ細かなサービスなど、高級ホテルのようなくつろぎの時間を提供している。また、どの船も最新技術の導入によって環境負荷を軽減している。

同社は探検クルーズのエキスパートとしても知られており、北極や南極、西オーストラリアのキンバリーなど、過酷な自然環境の極地や手付かずの自然が残るエリアを訪ねるクルーズに定評がある。また、こうしたコースに限らず、なかなか訪れる機会のない寄港地を訪れたり、芸術やグルメといった特定のテーマにフォーカスしたりと、世界各地でユニークなクルーズを展開している。どのコースにも文化や自然の専門家が同行し、寄港地でのガイドやレクチャーを意義深いものにしてくれる。

2023年の春には、「ル・ソレアル」（1万700トン）による日本周遊クルーズを実施する。小型船であることを生かし、離島や小さな港にも寄港する4つのコースはいずれも、時間をかけて各地域との協力関係を築いた上で造成したものだ。一部の寄港地では、ゾディアックボートを使ってビーチに直接上陸するなど、ワイルドなアクティビティも実施予定。ポナンならではの視点を通して、今まで知らなかった日本に出会えるだろう。

客船の大型化競争から一線を画し、高品質で独自性に満ちた同社のクルーズを、この機会にぜひ体験してみたい。

■ポナン公式サイト