今こそ行きたい、クイーン・エリザベスでオーストラリアへ

今こそ行きたい、クイーン・エリザベスでオーストラリアへ
CRUISE STORY
クルーズストーリー
2022.09.07
しばし遠のいていた海外クルーズだが、徐々に水際対策も緩和され、次の海外クルーズの予約を入れたい気分の方も多いだろう。
飛行機のアクセスもいいオーストラリアは久々の海外クルーズには最適な地のひとつだ。
クイーン・エリザベスのオーストラリア・クルーズで味わえる、豊かな自然と文化、そして開放感あふれるクルーズライフを紹介しよう。
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文=藤原暢子
シドニーに停泊中の「クイーン・エリザベス」

●時差も少なく、アクセスもよく、避寒クルーズができる

 

しばし遠のいていた海外クルーズだが、水際対策も徐々に緩和されてきているし、そろそろ次の海外クルーズの予定を決めたいところだ。それもなるべく早く、クルーズの旅が自由にできる地に飛んでいきたい。

 

となると、おすすめは日本が冬の間、暖かなところに行く、“避寒クルーズ”。中でもオーストラリアなら、日本から飛行機の便もよく、時差もほぼなし。さらに日本の冬は、オーストラリアは夏のベストシーズンなので、久々の海外クルーズ先としてイチオシだ。

 

せっかくならば、英国を代表するキュナードの「クイーン・エリザベス」でのクルーズはどうだろう。というのも、同船は2023年春に日本発着クルーズを行う前、2022年の11月から3月までの実に4カ月もの間、オーストラリアに配船されるのだ。

 

不思議な感じがするかもしれないが、英国とオーストラリアは歴史的に密接な関係。位置的には離れていながらも、英国から多くの移民がオーストラリアに根ざしている。現在もオーストラリアにおける移民の割合は英国系が最も高く、オーストラリアは英国人にとって人気の移住先だ。そのため、シドニーやメルボルンなどでは、英国的な建物や文化を、ちらほらと感じられる。

 

人々はおおらかだが、「クイーン・エリザベス」には特別な思い入れを持っている人も多く、オーストラリア国内のクルーズも人気で、寄港地でも温かな歓迎を受けることがある。船と寄港地の親和性がとてもよいのだ。

 

さらに広大なオーストラリアでは、陸路でいくつかの都市を訪ねるのはとても大変だ。見どころの多い街は港近くにあり、そして大自然は手付かずの地や離島にあるので、客船での移動に勝るものはない。

 

キュナードの船同様、英国女王の名を冠したシドニーの「クイーン・ビクトリア・ビルディング」
メルボルンにある鉄道駅フリンダース・ストリート駅も歴史を感じさせる建物だ

●多彩なクルーズの中で気になるふたつのコース

 

2022年から2023年にかけてクイーン・エリザベスが行うオーストラリア発着クルーズは2泊~28泊まで多彩なコースがあるが、気になるクルーズをふたつ紹介したい。ひとつは、シドニー発着で、メルボルンとタスマニア島のバーニーに寄港するクルーズ(2023年1月28日発/6日間)。世界3大美港の一つと称されるシドニーの港は、世界遺産でもあるシドニー・オペラハウスの帆のような印象的な建物以外にも、すぐ横にかかるハーバーブリッジ、海と街、自然が相まった美しさを持っている。クルーズターミナルまでのアクセスも抜群だ。クルーズ前後には時間を取って、歴史ある街並みや建物、都会での買い物、港歩きなどを満喫できる。そして、美しい港を眺めながらの出航は胸高まること間違いない。

シドニー出航早々、クルーズのハイライトとなる美観が楽しめる
CRUISE GALLERY
シドニー出航早々、クルーズのハイライトとなる美観が楽しめる

メルボルンはオーストラリア南東部の海沿いにあるビクトリア州の州都。ヨーロッパ調の歴史的建造物や緑豊かな公園に恵まれた美しい街として、近年多くの観光客を集めている。街歩きをすれば、おしゃれなカフェやショップ、ギャラリーが並ぶ。なんといってもメルボルンは、オーストラリアでの、コーヒー&カフェ文化発祥の地。「ロイヤルアーケード」はメルボルン最古のアーケードの一つで、100年以上の歴史を誇るビクトリア様式のショッピング通りで、おしゃれなカフェも人気だ。コーヒーだけでなく、ジンやワイン、地元の乳製品を使ったスイーツが堪能できる「美食ツアー」も寄港地観光として用意されている。

 

アートも盛んなメルボルンでは壁面をアーティストに開放した「ホイザー・レーン」というエリアが有名だ。一方で地元の人の生活を垣間見るなら、「クイーン・ビクトリア・マーケット」をのぞくのも楽しい。

カラフルなアートに彩られたホイザー・レーン
市場を覗いてみるのも暮らしぶりがわかって興味深い

予約は下記旅行代理店より申込み可能。

 

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■名鉄観光

 

その他、キュナード公式ウェブサイトにも情報掲載中

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