JTB、驚きの新チャータークルーズ発表!
「ミツイ オーシャン フジ」で商船三井の伝統を継ぐ南米航路へ

JTB、驚きの新チャータークルーズ発表! 「ミツイ オーシャン フジ」で商船三井の伝統を継ぐ南米航路へ
CRUISE STORY
クルーズストーリー
2023.11.10
JTBが商船三井クルーズと連携協定を締結、その第一弾商品として
「JTB チャータークルーズ MITSUI OCEAN FUJI 南米ワールドクルーズ 91日間」を発表した。
就航早々のロングクルーズ、しかも南米航路……! 
日本のクルーズ史上におけるエポックメイキングなクルーズとなりそうだ。
■文=クルーズ編集部

■商船三井クルーズのルーツをめぐる旅へ、JTBがいざなう

 

JTBが商船三井クルーズの「ミツイ オーシャン フジ」をチャーターし、南米を周遊するクルーズを行う――。

 

2023年11月10日、商船三井クルーズはJTBと連携協定を締結、同商品はその第一弾となるチャータークルーズとして発表された。

 

そもそも「ミツイ オーシャン フジ」の就航が予定されているのが、2024年12月。そしてデビューした直後の2025年1月9日から、このチャータークルーズに就航するのだ。しかも91日間というロングクルーズで、行き先は南米。その大胆な企画に、発表を聞いてしびれた。

 

 

ちなみに南半球に位置する南米は、気候は日本とは逆。すなわちこのクルーズは夏のベストシーズンの南米を、ラグジュアリーな船で、日本式のサービスを受けながらめぐれるクルーズとなる。大胆なだけでなく、非常に緻密にプランニングされているクルーズでもあるのだ。

 

JTBはこのコースに決めた背景として「商船三井クルーズの客船事業のルーツは、大阪商船時代の南米航路、移民航路にある。日本を代表する客船『ミツイ オーシャン フジ』の門出となる初のロングクルーズはどこに向かうべきかと議論を重ねた結果、ルーツである南米航路となった」と背景を明かしている。

 

かつて「ぶらじる丸」、「あるぜんちな丸」といった船で移民たちがたどった航路を、今度は「ミツイ オーシャン フジ」でめぐる体験。それは船旅の歴史、そして日本人の歴史をたどる新旧対比の船旅ともなりそうだ。

商船三井クルーズはJTBと連携協定を締結。写真左が商船三井クルーズの上野友督代表取締役・社長執行役員、右がJTBの花坂隆之代表取締役・専務執行役員

そういえば以前、「にっぽん丸」のリドデッキでは、この南米航路をイメージし、コーヒーを練り込んだパンを提供していたことがあった。またダイニングでは「あるぜんちな丸」のデビュークルーズで海外初の寄港地となった香港にちなんで発想した一皿が試作・提供されたことも。南米大陸というと日本からは遠いイメージだが、船旅の歴史の中では、縁の深い地でもある。

 

■船が、JTBが連れて行ってくれる安心感

 

今回、JTBが行うチャータークルーズならではなのが、寄港地での体験の数々。イースター島、ポートスタンリー(フォークランド諸島)、リオデジャネイロのカーニバル鑑賞は特別招待ツアーとして追加代金なしで楽しめる。

 

イースター島は、有名なモアイは島に点在しており、クルーズでなくてもツアーに参加して見学するのが一般的だ。

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またリオのカーニバルは鑑賞するにはチケットが必要で、特にスタンド席の良い場所で鑑賞したいならカーニバルに強い旅行会社のツアーに申し込むのがベター。

 

こうした手続きをすべてJTBが行ってくれるのが、今クルーズのポイントのひとつだろう。申込書を書いて船旅を楽しんでいるだけで、JTBが憧れの地へと連れていってくれるのが心強い。

 

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そもそも圧倒的な大自然と多様な文化が根付く南米だが、一方で「治安が心配」という声も少なくないだろう。しかもブラジルはポルトガル語、その他の地はスペイン語が中心で英語圏ではない。英語に通じている人でもうっかり迷子になったら……と思うと、多様な寄港地ツアーを用意する予定のJTBチャータークルーズの安心感が際立つ。

 

■憧れの地を一気にめぐれる、JTBらしい豊富なランドツアー

 

さらに今クルーズでは、下記の8つものランドツアーを用意しているという。一般的なワールドクルーズでもこれだけのランドツアーを用意しているコースは少ない。南米の奥深さを感じつつ、一度のクルーズで「憧れの地」に一挙に行けるチャンスだ。

 

さらに訪れる地は入域者数が制限されていたり、また車や船をチャーターしないといけない場所も。個人旅行ではなかなか行きにく場所が多く、この点でも「JTBにまかせて安心」の恩恵は大きい。

①ガラパゴス諸島

 

独特の進化を遂げた固有種が豊富に生息する動植物の宝庫。ダーウィンはこの島々を「進化の実験室」と呼び、進化論を着想した島としても知られる。自然保護の観点から、入域する船の数など制限されているため、たとえ個人旅行で行くとしてもなんらかのツアーに参加することになる。

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②マチュピチュ遺跡

 

ペルーのアンデス山脈、高い尾根の上にあるインカ帝国の遺跡。精巧な技術で築かれた石垣、天文学を考慮して配置された造りの建物、そしてその絶景で有名。ここがなんのために造られ、そしてなぜ放棄されたのかは謎のまま。ランドツアーに参加すると、こうした背景を丁寧に日本語で聞ける。

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③ウユニ塩湖

 

アンデス山脈に囲まれた広大な塩の大地で、そのサイズは南北約100キロ、東西約250キロと広大。今クルーズでは人気のある雨季に訪問。雨が大地に薄く膜を張り、空を湖面に映し出す「天空の鏡」と呼ばれる神秘的な絶景が楽しめそうだ。

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④南極

 

南極も南米が夏のシーズンにしか訪れられない秘境だ。海に浮かぶ青みがかった氷塊や氷山が織りなす景観など、最果ての地だからこその絶景が広がる。訪れる2月は、ペンギンが子育てをしているリーズンでもあり、運が良ければその様子を見られる可能性も。

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⑤パタゴニア

 

南米大陸の南端エリアに広がる地で、その人口密度の薄さから「世界の最果て」とも称される。ペリト・モレノ氷河や名峰フィッツ・ロイといった大自然を抱き、過去に多くの冒険家が魅了された。一方南米の中でも辺境で公共交通手段が少ないため行きにくく、ましてや個人旅行ではハードルが高い。

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⑥カラファテ

 

世界自然遺産に登録されている「ロス・グラシアレス国立公園内」で最も有名で美しい氷河と言われるペリト・モレノ氷河を擁す。全長約35キロメートル、幅約5キロメートルと巨大で、訪れる夏季シーズンは、展望台や遊覧船上から、轟音と共に氷が崩落する豪快な景色が見られるチャンスがある。

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⑦イグアスの滝

 

アルゼンチンとブラジルの二国にまたがる世界最大の滝で、その規模はナイアガラの滝を大きく上回り、世界自然遺産にも登録されている。最大落差80メートル以上、「悪魔の喉笛」の異名を持つ滝の圧倒的景観で名高い。遊歩道から景観を望めるほか、滝つぼクルージングも人気。

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⑧マナウスのアマゾンロッジ

 

アマゾンの熱帯雨林のほぼ中央部に位置する都市マナウス。その郊外ではサルやナマケモノなど野生動物たちが森に暮らし、一方の河川にはピラニアやピンクイルカが生息する。ツアーに参加すれば、こうした圧倒的な自然をガイドとともに安心してめぐれるだろう。

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■3食美食付き1泊6万円台~、金額に見合った価値のあるクルーズ

 

「ミツイ オーシャン フジ」は2025年4月9日にこのクルーズを横浜で終え、3日後の4月12日からは世界一周クルーズに就航する。コースは見事にかぶっておらず、2本を乗り継いでもまったく違う国々や景色を楽しめる。中には91日間の南米クルーズと、100日間の世界一周クルーズを乗り継ぐ猛者もいるのではないか……そんな気がしている。

 

ちなみにこのクルーズが発表された記者会見は、都内のラグジュアリーホテルで行われた。行き方を調べていたらついでに宿泊料金も出てきて、1泊1室素泊まり13万円~となっていた。インバウンド効果か、現在東京のラグジュアリーホテルは軒並み宿泊代がかつてに比べてアップしている。

 

一方、「ミツイ オーシャン フジ」のロングクルーズは、一番多い客室で1泊一人当たり6万円台。そこに朝昼晩の料理、それも日本人がホッと心温まる料理が提供され、船内ではイベントが目白押しで、そして安心・安全なまま船が世界をめぐってくれる。

 

総額を見ると決して安価ではないが、バリュー・フォー・マネー、すなわち金額に見合った価値が非常に高いのではないか……JTBが提供するこの南米クルーズのサイトを見ながら、そんな思いが頭を駆けめぐる。

 

同クルーズの発売は2024年1月16日(火)。今年の年末年始はこのクルーズに思いをはせてはいかがだろう。

 

JTB チャータークルーズ MITSUI OCEAN FUJI 南米ワールドクルーズ 91日間

■クルーズ期間

2025年1月9日(木)~4月 9日(水)

■コース
横浜~サイパン~マジェロ~ボラボラ島~パペーテ~イースター島~カヤオ~バルパライソ~(フィヨルド航行)~プンタアレナス~ウシュアイア~(南米最南端・ビーグル水道航行)~ポートスタンリー~ブエノスアイレス~レシフェ~ブリッジタウン~ウィレムスタット~カルタヘナ~パナマ運河通航~プンタレナス~プエルトバヤルタ~ホノルル~横浜

■クルーズ代金:
(横浜港発着/2名1室利用の1名分)
620万円(オーシャンビュースイート客室)~2,850 万円(ガーデンスイート客室)

※早期申込割引旅行代金
(横浜港発着/2名1室利用の1名分)
558 万円(オーシャンビュースイート客室)~2,565 万円(ガーデンスイート客室)

※早期申込割引旅行代金は2024年3月31日(日)までに申し込みかつ全額入金した方が対象

 

■JTB 南米ワールドクルーズホームページ:
https://www.jtb.co.jp/cruise/mof/southamerica-worldcruise/

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