〈長崎港・小浜港〉情緒ある国際都市と温泉リゾートの玄関港
島の数はなんと日本一。変化に富む海岸線をもつ長崎県は、個性的な良港の宝庫でもある。
その地形から「鶴の港」とも呼ばれる長崎港は1571年に開港。鎖国政策の時代にも長崎の出島は世界に開かれた窓であり、先進の文化や学問の発信地だった。幕末の志士たちが集い、貿易商人が活躍した時代の息吹が街歩きでも感じられる。
クルーズ客船が着く長崎港松が枝国際ターミナルは、「グラバー園」や「大浦天主堂」などに近く、路面電車での自由散策にも絶好。和蘭商館跡を復元整備した「出島」、「長崎歴史文化博物館」、夜景美の「稲佐山」、「平和公園」も訪れたい。
長崎市の南部・野母崎には「長崎市恐竜博物館」が2021年に誕生している。オランダの研究機関との長年の協力・連携のたまもので、世界最大級のティラノサウルス全身骨格レプリカの展示は大人気だ。野母崎は世界遺産の「端島(通称:軍艦島)」を陸地から望む絶景ビューポイントでもある。
小浜港は、『肥前風土記』にも記された「小浜温泉」の玄関口にあたり、雲仙方面への観光拠点でもある。港周辺にも湯けむりが立ち上り、共同浴場や温泉旅館が多い。日本一長い足湯や、名物の蒸し釜料理も、源泉温度100度以上を誇る小浜温泉ならでは。美しさで知られる「小浜の夕日」を湯につかりながら眺めてみたい。また、雲仙は100年前、欧米をはじめとした世界各国の人々が訪れる避暑地でもあった。そこで、彼らが屋外で楽しんだ優雅な食事スタイルをヒントにした「天幕レストラン」や、小浜から雲仙まで当時の道のりを追体験するツアーなど、新たな観光コンテンツも登場。小浜と雲仙で温泉三昧の周遊もおすすめだ。
【長崎港 DATA】
最寄り空港 長崎空港まで約40キロ/約45分(空港リムジンバス)
最寄り駅 長崎駅まで約2.5キロ/約10分(車)
市街地まで 長崎市中心部まで約15分(徒歩/約5分(路面電車)
【小浜港 DATA】
最寄り空港 長崎空港まで約40キロ/約1時間30分(バス)
最寄り駅 島鉄愛野駅まで約15キロ/約25分(バス)
市街地まで 小浜温泉街まで約5分(徒歩)/雲仙温泉街まで約30分(バス)
長崎港から 小浜温泉街まで約1時間30分(バス)
■問い合わせ先
長崎県クルーズ振興協議会