〈境港〉ゲゲゲの記念館リニューアルと充実の周遊観光
鳥取県西部、弓浜半島の北端に位置する境港。山陰地方の重要港湾で、2020年にオープンした「境夢みなとターミナル」には、2023年のウエステルダムなど海外からのクルーズ客船も入港。歓迎イベントには乗客と市民の笑顔があふれる。秀峰・大山(だいせん)と美保湾が一望できる展望デッキがある同ターミナルにはレンタサイクルもスタンバイ。白砂清松の「弓ヶ浜サイクリングロード」で爽快な走行やウォーキング、ジョギングも楽しめる。
境港といえば、誰もが知る「ゲゲゲの鬼太郎」の作者・水木しげる氏のふるさとだ。170体を超える妖怪のブロンズ像がある「水木しげるロード」は夜のライトアップ演出も人気。さらに、一帯の中心施設「水木しげる記念館」が一年間の建て替え休館を終え、2024年4月リニューアルオープンするのは大きな話題。水木しげるワールドとその人生により多角的に楽しく迫る展示で、「境港と水木しげる」もテーマのひとつになっている。
また、境港からはお隣の島根県を含めた周遊観光がかなう。横山大観コレクションと世界的庭園の「足立美術館」、国宝「松江城」、縁結びと福の神「出雲大社」、四季の庭が美しい「由志園」、日本海に面した「皆生温泉」など有名スポット揃い。古代からのたたら製鉄の歴史や日本刀の工程が見られる「奥出雲たたらと刀剣館」は外国人客にも大人気だ。
自然探訪ならダイナミックな景観の「鳥取砂丘」や「大山」へ。大山国立公園内では大山寺や大神山神社をめぐったり、原生林の中をゆったりトレッキングする「大山ブナの森ウォーク」もおすすめ。滋味あふれる精進料理も体験したい。
初夏の本マグロ、夏の岩ガキ・白イカ、冬の松葉ガニをはじめとする海産物、茶の湯文化が薫る松江の和菓子、器も美しい出雲そば(割子そば)、旬の果実たちなど、食の楽しみも待っている。
【DATA】
最寄り空港 米子鬼太郎空港まで約4キロ/約8分(車)
最寄り駅 境港駅まで約6キロ/約14分(車)
市街地まで 境港市中心部まで約14分(車)
■問い合わせ先
境港管理組合