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日本のクルーズ人口、減少に転じる
業界
2015/05/15
日本のクルーズ人口が再び減少に転じた。国土交通省が15日発表した2014年のクルーズ動向調査によると、乗客数は前年比2.9%減の23万1,000人で、プリンセス・クルーズが昨年、中大型船2隻による日本発着クルーズを展開したにもかかわらず、3年連続の増加は果たせなかった。要因には「ふじ丸」撤退のダメージのほか、外国船による日本発着や欧米向けのフライ&クルーズの集客が予想外に伸びなかったことが挙げられる。外国船の乗客数は2年連続で日本船を大きく上回り、その差は広がった。

伸び悩む日本マーケットの実態が浮き彫りとなった。2014年は前年比6,900人減の「微減」に止まったが、外国船社による日本発着クルーズは「ふじ丸」離脱を十分補えるだけのキャパシティーをマーケットに提供しながらも、全体の数字を押し上げることはできなかった。数字以上に、内容的には日本マーケットが厳しい状況にあることがうかがえる。

一方、乗客数に泊数を乗じた人泊数は、クルーズの平均泊数が増えたため、前年比15.2%増の150万人泊だった。国内クルーズの泊数は平均2.8泊で前年と変わらなかったが、外航クルーズは前年の7.4泊から8.9泊に増加した。外航クルーズの泊数増は、外国船による日本発着クルーズの増加が背景にある。外国船は海外港にワンタッチする必要があるため、航海日数は長く設定されており、これが人泊数に反映された。

外航クルーズの乗客数は13万8,000人(前年比0.2%減)、人泊数は123万2,000人(同20.5%増)。内訳は、日本船が1万1,000人(同28.1%減)、外国船は12万7,000人(3.3%増)で過去最高だった。日本発着の外航クルーズを利用した外国人数は、前年の6,000人から5倍の2万9,700人に及んだ。

一昨年は「サン・プリンセス」(77,441総トン、乗客定員2,022人)1隻で日本発着を9本実施したプリンセス・クルーズは2014年、さらに「ダイヤモンド・プリンセス」(11万5,875総トン、同2,670人)を追加投入し、2隻体制で日本発着を展開。サンで21本、ダイヤモンドで22本、ダイヤモンドと同型の「サファイア・プリンセス」で1本、計44本のクルーズが組まれた。

一方、大手旅行会社がチャーターしたコスタ・クルーズの「コスタ・ビクトリア」(7万5,166総トン、同1,928人)による日本発着は前年の9本から4本に減ったが、新規にホーランド・アメリカ・ラインの「フォーレンダム」(61,214総トン、同1,404人)で日本発着を催行。また、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルの「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」(137,276総トン、同3,114人)によるクルーズ(日本発着および片道)は5本から3本に減った。

外航クルーズを泊数別では、5〜13泊が最も多く全体の35%、次いで5〜7泊が33%だった。目的地はアジアが50%、北欧・バルト海14%、地中海(エーゲ海・黒海)11%などとなっている。フライ&クルーズの不振で、欧州、カリブ海の人数は減少した。

国内クルーズの乗客数は9万4,000人(前年比6.6%減)。人泊数は26万9,000人泊(同4.2%減)。泊数別では1泊が31%と最も多く、次いで3〜4泊26%、2泊25%だった。

日本発着の外航旅客定期航路(フェリー、高速旅客船)を利用した日本人乗客数は、日韓航路利用者の減少が響き、前年比21.2%減の17.1万人となった。

クルーズ船の寄港回数は、外国船653回(前年比250回増)、日本船551回(同77回減)、合計1,204回(同103回増)で過去最高。外国船社による中国発着の日本寄港クルーズや日本発着クルーズの拡大が大きく寄与した。日本船は4隻から3隻に減ったため、前年を大きく下回った。







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