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日本クルーズ&フェリー学会、神戸で総会・講演会を開催
業界
2018/11/29
日本クルーズ&フェリー学会は23日、神戸海洋博物館で今年度総会・講演会を開催した。クルーズ客船やフェリー、港とそれぞれの分野ごとに講演とパネルディスカッションが行われた。冒頭、梅田直哉会長(大阪大学教授)は「造船・海運業界は厳しい環境にあるが、クルーズ客船は脚光を浴びて、フェリーも新造船が続々出ている。中国でも客船が建造計画されている。活気あふれる時代になった」などとあいさつした。

クルーズの部では、中国のクルーズ市場をテーマに大阪大学の赤井伸郎教授が司会となってパネルディスカッションを行った。東京工業大学の川崎智也助教は上海発着クルーズについて、現地でのアンケート調査結果で若い世代が関心を持っていることなど紹介。建設コンサルタントのニュージェニックの西村壮介氏は、クルーズ需要の設定の仕方について説明した。みなと総合研究財団の石原洋首席研究員は、中国市場がチャーターから個人販売に移行していることなど話した。大阪経済法科大学の池田良穂客員教授(同学会事務局長)は、上海の客船会社の調査で、営業対象が年収12万元(約220万円)以上としていることなど述べた。また池田氏は日本籍のカジュアルクルーズ客船の実現化構想も語った。

フェリーの部では、国内に長距離フェリーが誕生して50周年となるため、新日本海フェリーの佐々木正美常務取締役が、これまでを振り返って講演。その後、パネルディスカションが行われ、新造船を今年就航させたフェリーさんふらわあの坪井伸夫取締役は、高価格帯の客室から売れていく販売状況を紹介。佐々木氏は9月の北海道地震でブラックアウトになった際、発電関係や移動通信施設など運んだことを挙げた。宮崎カーフェリーの長友秀文関西支店副支店長は、トラック・ドライバー不足により貨物車の予約が増えていることや熊本地震、西日本豪雨などで緊急輸送した事例を話した。池田氏は海外のフェリー事情について説明した。司会は海事プレス社の坪井聖学関西支局長が務めた。

港の部では、大阪湾の各港湾管理関係者がパネラーとなり「クルーズベイ大阪湾を目指して」と題して行った。神戸市みなと総局の田中誠夫みなと振興部長は、神戸港の今年の入港隻数が140隻以上と過去最高となる見込みで、エクスカーションの充実に取り組んでいることを説明。大阪市港湾局の田中利光計画整備部長は、今年の寄港が45隻の見込みとし、天保山客船ターミナルの整備に努めていることを紹介した。堺泉北港と阪南港を管理する大阪府港湾局の戸田功次長は、日本船が今年と来年各1隻寄港し、その後も続くよう誘致活動していることを話した。兵庫県港湾課の雨宮功課長は姫路港での活動を語った。

このほか商船三井客船の山口直彦社長が「天災とクルーズ船」として、今年多く発生した台風でクルーズがいくつかキャンセルとなったため、判断にいたるまでの過程など解説した。三菱造船マリンエンジニアリングセンターの口木祐介氏は旅客船での避難解析ツールを紹介した。写真は日本クルーズ&フェリー学会の講演会もよう。







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