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「ノルウェージャン プリマ」進水式実施
ノルウェージャンクルーズライン(NCL)の新造船「ノルウェージャン プリマ」がイタリアのフィンカンティエリ造船所で進水式を行った。
「ノルウェージャン プリマ」はほぼ10年ぶりの新クラス「プリマクラス」の第1船で、今後6隻が就航予定。14万2500トンで全長294.1メートル、定員3215人(一室2名利用時)。屋外デッキや客室などゆとりある設計がなされているのが特徴。4000平方メートルの広さを持つ「オーシャンブルバード」では、屋外での食事ができる3つのレストランのほか、広大な海を一望できるふたつのインフィニティプールなどを備える。そのほか11店舗からなる屋外のフードコートも擁す。
客室ではスイートルーム専用区画「ザ・ヘブンbyノルウェージャン」が初めて船尾に導入される。スイートルームとパブリックエリアが8デッキにわたって展開され、専用エレベーターでアクセス可能。すべてのパブリックエリアから船外の景色を楽しめる設計となり、インフィニティプールやアウトドアスパなどが備わる。
今回の進水に先立ち、イタリアのストリートアーティスト、マニュエル・ディ・リタ(通称ピータ)がデザインした船体アートを含む外部工事と塗装も完了している。正式な引き渡しを経て運航開始は2022年夏の予定。アムステルダムとコペンハーゲンを起点に、ノルウェーのフィヨルドやバルト海を探訪する北ヨーロッパクルーズを予定している。その後、大西洋横断クルーズを経てバミューダとカリブ海のクルーズを行う。
ノルウェージャン プリマの進水とコインセレモニーの画像と動画は以下(英語サイト)。
https://www.ncl.com/jp/ja/newsroom/norwegian-prima-marks-float-out/
写真は左から船体イラストが完了しているノルウェージャン プリマ外観、コインセレモニーの様子、屋外デッキのイメージ図