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名門大洋フェリー、新造船「フェリーふくおか」命名・進水式開催
2021.10.12
フェリー
名門大洋フェリーは8日、三菱造船が三菱重工業下関造船所で建造している新造船「フェリーふくおか」の命名・進水式を開催した(写真)。現行の「フェリーふくおかⅡ」より約1.5倍の大きさとなる。式典では、鉄道建設・運輸施設整備支援機構の河内隆理事長が命名し、福岡県知事夫人の服部敦子さんが支綱切断を行った。
新造船の概要は、総トン数約1万5400トン、全長195メートル、全幅27.8メートル。車両積載台数はトラック(12メートル換算)約162台、乗用車140台。旅客定員は675人。2022年3月下旬の就航予定。名門大洋フェリーは、大阪南港-北九州・新門司間で、フェリー4隻を一日2便往復している。
船内デザイン・コンセプトは、船名に福岡の都市名を継承するため、近代的なウォーターフロントを感じさせる「ベイサイドシティのきらめき」とした。新型コロナウイルス感染症防止対策として、抗ウイルス・抗菌加工をはじめ、客室はカーペット敷き大部屋を廃止してベッド化。船体の大型化により、広々とした公共スペースと開放感のある展望レストラン、展望浴室、展望ラウンジを備える。個人客のニーズに合わせシングルルームとツインルームを増設し、トイレ・シャワー付きツインルームを新設。ファミリー客のための授乳室やキッズルーム、女性客のためのパウダールーム、電気自動車用充電器を設置した。エレベーターを2基設置。
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