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マリックスライン、新造船「クイーンコーラルクロス」就航
2021.11.22
フェリー
マリックスラインの新造船「クイーンコーラルクロス」(7,914トン、写真)が20日、鹿児島~奄美群島~沖縄本島航路に就航した。「クイーンコーラル8」の代替船となる。同日開催されたオンライン見学会で岩男直哉社長は、「姉妹船のクイーンコーラルプラスとともに、これからも地域の交流・物流・経済を支える定期船運航会社としての責務を果たすべく、全社一丸となって安全運航第一で心を込めて島と島、人と人をつないでいく」と述べた。
同船は、鉄道建設・運輸施設整備支援機構との共有船。内海造船瀬戸田工場で建造した。マリックスラインにとって、2008年の「クイーンコーラルプラス」以来の新造船となる。船名の「クロス(CROSS)」は、Cが「Comfortability」(快適性)、Rが「Reliability」(信頼性)、Oが「Originality」(創造性)、Sが「Safety」(安全性)、Sが「(for)Seven destinations」(就航する航路において寄港する7地域)を意味する。
従来船のクイーンコーラル8と比べて大型化し、客室設備はプライベート空間が確保された個室や寝台を増加したほか、2等和室には個人エリアを確保した仕切りを設置し、プライバシーを重視した。コロナ対策として、客室や乗客が利用する全区域に抗菌・抗ウイルスコーティングを行い、空調設備にも抗菌・抗ウイルスフィルターを設置した。
■〈Ship Data〉クイーンコーラルクロス
総トン数:7,914トン
全長:144.88メートル
全幅:24メートル
旅客定員:655人
車両積載能力:トラック(12メートル換算)30台、乗用車44台
貨物積載能力:10フィート型コンテナ246本、20フィート型コンテナ8本
航海速力:21ノット
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