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JOPA坂本会長、年頭あいさつ

2022.01.05
業界

日本外航客船協会(JOPA)の坂本深会長(郵船クルーズ社長・写真)は、昨年が新型コロナウイルスの多大な影響を受けた一年であったことにふれ、「2022年が健康で穏やかな一年であることを祈念する」など新年のあいさつをした。要旨は下記のとおり。

 

2022年が皆さまにとって健康で穏やかな一年であることを心より祈念する。昨年は、一昨年に続き世界中が新型コロナウイルスの多大な影響を受けた一年となった。世界各国が海外渡航や移動を制限し、世界中でクルーズ船の運航停止が続いた。そんな中、夏頃から欧米を中心に行動制限の緩和が始まり、各地域でクルーズ船の運航が徐々に再開している。

 

日本では当協会加盟の商船三井客船「にっぽん丸」と郵船クルーズ「飛鳥Ⅱ」が3月に、日本クルーズ客船「ぱしふぃっく びいなす」が7月に運航を再開したものの、その後の国内の感染状況に応じて中止と再開を余儀なくされた。

 

当協会は、2020年9月に『外航クルーズ船事業者の新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン』を策定。日本海事協会による認証制度を確立することで日本籍クルーズ船の感染予防対策を担保すると同時に、その時々の感染状況や感染予防に関する最新情報に基づきガイドラインを随時改訂してきた。今後も社会全般の感染対策の動向を注視しながら必要な見直しを行っていく。

 

国際クルーズと外航フェリーの旅客輸送に関しては、依然として実施困難な状況だが、政府による水際対策、他国のクルーズ船や旅客の受け入れ状況を注視しながら必要な準備を進めていく。

 

クルーズ商品の販売促進を目的に、当協会が2003年から導入したクルーズ・コンサルタント認定試験は、一昨年に続き昨年も中止せざるを得ない状況となったが、今年は感染症対策を施した上で実施を検討している。クルーズの楽しさや素晴らしさを消費者に紹介できるクルーズ・コンサルタントの存在は、クルーズ振興にとって非常に重要であり、それは今後も変わらない。当協会は引き続きクルーズ業界の振興・発展のため貢献していく。

JOPA坂本会長、年頭あいさつ
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