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川崎近海、シルバークィーンを海外譲渡
2022.02.10
フェリー
川崎近海汽船は9日の取締役会で、宮古・八戸/室蘭航路を運航していた旅客フェリー「シルバークィーン」(7,005トン)を海外の第三者法人に譲渡する方針を決定した。売却先の詳細は非公表。譲渡価額は約8億5000万円で、引き渡し予定は3月。
同船は1998年3月竣工。建造は三菱重工業。長年にわたり、川崎近海汽船の八戸/苫小牧航路、宮古・八戸/室蘭航路を運航してきた同社のフラッグシップでもあった。2020年から始まった硫黄酸化物(SOx)規制の影響や、原油価格高騰による燃料コストの大幅な上昇に加え、新型コロナウイルスの影響により旅客需要が低迷したことが響き、宮古・八戸/室蘭航路は今月頭に休止していた。
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