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ロイヤル・カリビアン・インターナショナルは、今年就航の「ワンダー・オブ・ザ・シーズ」（22万7000トン）の命名者を動画投稿SNS「TikTok」を使って募集する。参加対象はTikTokの米国ユーザーのみ。「#SearchForWonderMom」（楽しいお母さんを探せ）を付けて投稿した動画の中から、周囲の人たちといい思い出を作ってもらいたいと思わせる、楽しい母親を命名者に任命する。選考結果は今夏、同社のTikTokの公式アカウントで発表する。

同社のマイケル・ベイリー社長兼CEOは「ワンダー・オブ・ザ・シーズは、新しい冒険とエンターテイメント、スリル、食事、ナイトライフなどを組み合わせ、あらゆる年齢の子供たちや旅行者にびっくりするような楽しさを感じてもらえる」とし、母親たちは日々それ以上のことをしている「日常的な英雄」とコメントした。

命名式は今年12月にポートカナベラルで開催予定。命名者には、同船の「アルティメット・ファミリー・スイート」でのカリブ海クルーズ7泊と、ファーストクラスのフライト、乗船前に5つ星ホテルに3泊、1,000ドルが授与される。そのほか、最終選考に残った4人にも、バルコニー客室でのクルーズ7泊（最大4人まで）が授与される。

同船は世界最大「オアシス・クラス」第5船。８つの異なるエリアで構成され、既存船にはない新エリア「スイート・ネイバーフッド」が登場した。レストラン、バー、ラウンジは40以上。当初は2021年から上海を母港に中国市場向けに配船される計画で、アジア初の世界最大客船として日本への来航も期待されていた。すでに造船所から引き渡しを受けているが、命名式は未開催だった。