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宇和島運輸「れいめい丸」就航、八幡浜/別府航路で23日から

2022.06.21
フェリー

宇和島運輸は23日、新造フェリー「れいめい丸」(写真左)を八幡浜/別府航路に就航させる。同船は内海造船瀬戸田工場で建造。同航路を運航していた2001年建造の「えひめ」とリプレイスする。2718総トン型で、同社の運航フェリーの中では最大船型となる。

 

インテリアは和風かつモダンな印象で、寄港地である別府の魅力的な景観や工芸品の美しさをデザインアクセントとして添えた。客室は、いす席を増設したほか、2等客室を畳敷にして快適に過ごせる空間の充実を図った。同社のフェリーとして初めてペットと乗船できるウィズペットルームも設けた。特等室ではキングサイズのベッドを備えたほか、1等室では船窓から海を眺めるようになっている。

 

バリアフリーの観点からはエレベーターを設置。さらに、フリーWi-Fiを導入したほか、客室のコンセント数を増やした。車両輸送の観点からは、将来的な電気自動車の増加に対応するため電気自動車の充電設備を設置している。

 

本船は船型に双胴型船尾を採用。省エネ設備として、プロペラボスキャップフィンと船尾フィンを装備する。バウスラスタ2基、シリング舵2枚、可変ピッチプロペラを装備している。

 

寄港地となる八幡浜港では、従来のターミナルが老朽化していたことを受け、今年4月から新たなフェリーターミナル(写真右)に移転し、供用を開始した。ターミナル2階には海の景色とフェリーを眺められるカフェもオープンしている。

 

【れいめい丸主要目】2718総トン、全長121.41m、全幅16m、航海速力20.2ノット、旅客定員586人、車両搭載能力160台(乗用車換算)

宇和島運輸「れいめい丸」就航、八幡浜/別府航路で23日から
宇和島運輸「れいめい丸」就航、八幡浜/別府航路で23日から
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