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商船三井客船は「にっぽん丸」で実施中の2日発「東北夏祭りクルーズ」で乗客1名に新型コロナウイルスの感染を確認したことから、5日に青森港で同クルーズを中止した。その後、7日朝には数名の乗客と乗組員の感染と感染の可能性を確認した。同社は、同一感染源によるクラスターではないと判断したが、乗客と乗組員・スタッフの健康と安全確保を最優先とし、感染源の特定と専門家による船内消毒に時間を要することから、7日発「夏休み館山花火クルーズ」も中止した。

日本外航客船協会（JOPA）の感染症ガイドラインが7月31日付で改訂され、クルーズ中に感染を確認しても、一定の条件を満たせばクルーズを継続できることになったが、同社のガイドラインは適用前だった。郵船クルーズはすでにJOPAのガイドラインにそって改訂しており、日本クルーズ客船も8月8日付で改訂した。