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ジャンボフェリーは９日、新造フェリー「あおい」（約5,200トン）が10月22日に神戸／小豆島／高松航路に就航すると発表した。同船は内海造船瀬戸田工場で建造、ジャンボフェリーとしては32年ぶりの新船となる。現行フェリー２隻のうち「こんぴら２」（約3,700トン）と入れ替える。船内は「瀬戸内海に浮かぶテラスリゾート」をコンセプトに、ワンランク上の船旅が楽しめる空間とする。旅客定員620人、大型車積載能力が84台。現行船と比べて輸送能力は約３割向上し、客室スペースも拡大する。

乗下船管理、各エリアや個室の入退室にはスマートフォンの二次元バーコード（QR）を利用する。客室を４つのエリアに区分し、プレミア席専用エリアには、ゆりかご式の独立リクライニング席、靴を脱いで過ごせるソファ席、リゾート感あふれるガラスバルコニー個室、ロードバイクが持ち込めるファミリー個室などを設置。海の見える風呂と足湯を備えた温浴施設もある。ペット専用エリアには、ペットと一緒に過ごせるバルコニー付きラウンジや個室を配置する。グルメカウンターでは、オリーブ牛など地元食材を使ったオリジナルうどん、小豆島の有名ジェラート店や酒蔵とのコラボ商品などを提供する。災害時の支援活動を想定し、ストレッチャーごと搬送できる大型エレベーターも整備した。

９月前半に新料金を発表する。９月20日正午からウェブ先行予約、22日午前９時から電話予約を開始する。９月末に竣工し、10月22日神戸午前８時半発から就航予定。