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リージェント&オーシャニア幹部来日、「日本発着の早期実現に期待」
リージェント セブンシーズ クルーズならびにオーシャニアクルーズのアジア太平洋シニアバイスプレジデントを務めるスティーブ・オデル氏が来日、弊誌のインタビューに応え、「日本における水際対策も緩和されてきており、日本発着クルーズの早期実現に期待している」と語った。あわせて「弊社では厳格なプロトコルを採用、船内の感染症対策は万全で、クルーズこそ安全な旅だと訴求したい。そしてその認知もあがっている」と述べた。
リージェント セブンシーズ クルーズならびにオーシャニアクルーズの両ブランドとも2023年春より複数回の日本発着クルーズのスケジュールを発表済みだ。中でもリージェントは新造船「セブンシーズ エクスプローラー」が2023年春に日本初来航を予定している。特にラグジュアリなサービスを誇る同船は、乗客に加え港湾関係者からも注目を浴びている。
リージェントは先日、3年連続で自社の単日売上記録を更新するなど、今期に入って特に好セールスを記録している。これに関してオデル氏は、「リージェントはプライベートな空間、サービスを誇っている。例えば船内で長い行列に並ぶような体験をしたことがある人は特に、もっと快適に旅をしたいと思っており、それが反映されたのでは。加えてコロナ禍でしばらく旅行を見合わせていた人もおり、その欲求がいま高まっている」と分析した。
オーシャニアクルーズに関しては、「日本人の乗客には特に美食をPRしていきたい。日本では各地の料理が味わえ、日本人の方は食に通じている。そんな日本人の方に満足いただける船だ」とアピールした。
リージェントやオーシャニアでは近年、少人数のグループで農園やワイナリーなどを訪れる寄港地ツアーを採用。これが好評を博していることに関しては、「いまやサステナビリティ、そしてSDGsは旅行業界において避けては通れないテーマだ。よりプライベート感のあるツアーで寄港地にも優しく、持続可能なツアーをさらに提供していきたい」と抱負を語った。
リージェントセブンシーズクルーズは「セブンシーズグランデュアー」、オーシャニアクルーズは「ビスタ」というともに新造船の就航予定があり、今後も船隊が拡大していく。
写真はリージェント セブンシーズ クルーズならびにオーシャニアクルーズのアジア太平洋シニアバイスプレジデントのスティーブ・オデル氏