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プリンセス、新造船「サン・プリンセス」(3代目)の詳細を発表
プリンセス・クルーズは2024年初めにデビュー予定の新造船「サン・プリンセス」(総トン数175,500トン)の詳細を発表した。乗客定員4000名を超えるブランド史上最大の新造船で、アメリカの大人気ドラマ『ラブ・ボート』で人気を博した「サン・プリンセス」の名を受け継ぐ3代目の客船となる。カーニバル・コーポレーションが取り組むグリーン・クルージングの一環として、LNG燃料技術を搭載する計11隻の新造船のうちの1隻で、現在イタリアのフィンカンティエリ造船所で建造中。他船同様、ウェアラブル・デバイス「メダリオン」を利用できる客船となる。
注目の新施設として、3層吹き抜けの「ピアッツァ」が挙げられる。船体中央部から突き出したガラス円球型で、座席が置かれ、様々な方向から海の景色を楽しむことができる。中央のLEDスクリーンは、ライブエンターテイメント番組の配信に対応できるよう、移動・設置が可能だ。ピアッツァの横には、新コーヒーショップ「コーヒー・カレンツ」、カクテルバー「ベリーニ」、プリンセス・クルーズでおなじみの「クルナーズ・バー」、「アルフレッド・ピッツェリア」などがオープンする予定。
ひとつ目を引く施設が、「ザ・ドーム」だ。サントリーニ島のテラスからインスピレーションを受けたこの施設は、多層デッキの屋根付きの空間で、クルーズ客船では初の本格的なガラス張りのドームとなっている。屋内外のプールや噴水を設ける。夜にはプールがステージとなり、ドームはサウスビーチの雰囲気と共に、照明や空中パフォーマンスが楽しめるエンターテイメント施設へと変わる。
客室はスイート50室、コネクティングルーム100室を含む全2,157室で、21デッキまでを擁す。屋外のバルコニースペースが広く、すべてのバルコニー客室に室内ソファが備え付けられる。また新しいスイートルーム「シグネチャー・コレクション」が登場。同客室では独自のアメニティに加え、「シグネチャー・レストラン」、「シグネチャー・ラウンジ」、大人専用のリラクゼーションスペースであるサンクチュアリ内のプライベートエリア「シグネチャー・サンデッキ」が利用できる。
写真は左から3層吹き抜けのピアッツァ、ガラス張りのドーム、外観