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世界各国で高級ホテルを展開するフォーシーズンズ・ホテルがクルーズ業界に参入する。すでに「フォーシーズンズ・ヨット」を立ち上げ、伊フィンカンティエリ造船に高級ヨットの建造を発注済み。建造費は約12億ユーロ（約1700億円）で2隻のオプションを含む。第1船は2025年後半に就航予定。運営はマーク・ヘンリー・クルーズ・ホールディングス（本社＝マルタ）が担う。予約開始は2023年第3四半期。

同社第1船（写真イメージ）は全長207メートル、客室数95。ヴィラのような空間となる客室の平均面積は54平方メートルで、最大の「ファンネル・スイート」は4階建て・892平方メートルにもなる（いずれも面積に屋外テラスを含む）。船尾には広大なプールデッキを備える。

運営会社のマーク・ヘンリー・クルーズ・ホールディングスは、フォーシーズンズ・フロリダやローマの責任者を務めたナディム・アシ氏と、元マイアミ市長で不動産とクルーズ関連の起業家であるフィリップ・レヴィーン氏が共同で設立。両氏がフォーシーズンズ・ヨットのエグゼクティブ・チェアマンを務める。