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ザ・リッツ・カールトン第1船、ようやく就航、建造遅延など経て
2022.10.21
外国船社
ザ・リッツ・カールトン ヨットコレクションは15日、第1船「エブリマ」(約2万5000トン)をようやくバルセロナから就航させた。同社は老舗ホテルチェーン、ザ・リッツ・カールトンが展開する高級クルーズブランド。リッツ・カールトンのサービスを洋上でも受けられるとの期待から、就航前から注目が集まっていた。当初2020年に就航予定だったが、建造遅延とコロナ禍により大幅に遅れてのデビューとなった。
同船は全長190メートル、乗客定員298人。クルーレシオ(乗組員一人あたりの乗客数)は1.21人。149ある客室はすべてスイートで、2階建てロフトスイートなどユニークなタイプもある。ダイニングはザ・リッツ・カールトン・ボルフスブルク(ドイツ)のレストラン「アクア」でミシュラン3つ星を獲得したスベン・エルバーフェルド氏が監修する。
デビューシーズンはパルマ・デ・マヨルカやニース、サントロペ、セート、コリウールなどスペインと南フランスをめぐり、12月にカリブ海へ。ほとんどのコースが7~10泊と参加しやすい航程で。連続乗船でも寄港地が重複しない設定となる。
ザ・リッツ・カールトンの知名度からクルーズに不慣れな乗客がいることを想定し、「クルーズ初心者とクルーズ愛好家の双方に、忘れられない旅をお届けしたい」(ダグラス・プロセロCEO)としている。写真はイメージ図。
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