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JICCガイドライン公表、10%以上感染で運航短縮
2022.11.15
業界
日本国際クルーズ協議会(JICC)は15日、「国際クルーズ運航のための感染拡大予防ガイドライン」第1版を発表した。現時点で新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインとして世界で最も厳しいといわれるオーストラリア感染症ネットワーク(CDNA)のガイドラインを参考に策定したとしている。
有症者が発生した場合には、濃厚接触者とともに船内で隔離する。船内での感染拡大防止が可能と船医が判断した場合は、船内隔離を継続できる。過去7日間の感染者の累計割合に基づき3段階の運航警戒レベルを設定。全乗客・乗組員の10パーセント以上が感染した場合には、運航日程を短縮する。そのほか、乗客の95パーセント以上が2回のワクチン接種を完了(乗組員は全員が3回接種を完了)していることや、乗船前3日以内のPCR検査(または抗原定性検査)の陰性結果を提示することなどを定めた。
JICCは国際クルーズ船を所有・運航する8社9ブランドの日本法人を中心に、国際クルーズに携わる販売代理店29社で構成する協議会。
■JICC「国際クルーズ運航のための感染拡大予防ガイドライン」第1版(全文)
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