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キュナード、ロンドンにて新造船「クイーン・アン」紹介イベント開催
キュナード・ラインは11月30日、ロンドンのピカデリーサーカス近くで新造船「クイーン・アン」を紹介するイベントを行った。
イベントでは船内に置かれるアート作品の数々が会場内に展示され、メディア関係者やアーティストなど200人以上の参加者に公開された。
同船には4300のアートワークや彫刻が置かれる予定だ。中にはニューヨーク在住の日本人コンテンポラリーアーティスト上條晋氏の作品もある。関係するアーティストやデザイナーの数は3000人を超える。会場ではそのうち11作品が展示された。参加者の一人は「どれも斬新でキュナードが伝統を保ちながら、新しい時代に進んでいくのが感じられる」と語った。
別室ではモダンジャズの生演奏があり、同船で楽しめるドリンクを試飲できるコーナーが設けられた。「クイーン・エリザベス」など姉妹船の名を付けた特製ジンを使ったカクテルや、同社オリジナルのビール、そしてハウスシャンパンになるローラン・ペリエが提供された。
「クイーン・アン」は総トン数約11万3000トン、乗客定員は約3000人。キュナード・ラインにとって249隻目の客船となる。来春に日本発着クルーズを行う「クイーン・エリザベス」（9万901トン）や旗船「クイーン・メリー2）（14万9215トン）、そして「クイーン・ビクトリア」（9万746トン）の3隻が姉妹船だ。
「クイーン・アン」は当初、2024年1月11日に就航を予定していたが、それを5月3日に変更している。同日はキュナード・ラインの183年目の創業記念日となる。英国のベストシーズンでもあり、この変更を好意的に受け止める人が多いようだ。
同社では2022年12月7日から、処女航海後のコースも販売を開始する。英国サザンプトン発着でカナリア諸島クルーズ14泊や英国周遊とアイルランド14泊などがある。
■キュナード・ライン公式サイト
写真は左から赤い制服姿のクルーたち、船上のように行われた生バンド演奏の様子、クイーンズルームに掲示されるTommy Camernoによる肖像画。
