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カーニバル・クルーズ・ラインは9日、ドイツのメイヤー・ベルフト造船所で建造中の「カーニバル・ジュビリー」（18万2800トン）が工事遅延のため、当初予定していた2023年10月の引き渡しが　同12月にずれ込むと発表した。

このため、同10月30日から予定していたサウサンプトン／ガルベストンの大西洋横断と、ガルベストン発着のカリブ海クルーズ5本がキャンセルとなった。営業航海は12月23日ガルベストン発のクリスマス・クルーズが最初となる予定。

ジュビリーは「カーニバル・マルディグラ」「カーニバル・セレブレーション」に続く、同型シリーズ3番船。クルーズ代金、ドリンクパッケージ代など全額が払い戻されるほか、クルーズ代金の25％をフューチャー・クルーズ・クレジット（FCC）として提供する。

欧州の客船建造ヤードの資材、人材不足や物流の停滞は依然解消されていない。シルバーシー・クルーズの「シルバー・ノヴァ」、キュナード・ラインの「クイーン・アン」、ディズニー・。クルーズ・ラインの「ディズニー・ウイッシュ」、ヴァージン・ボヤージの「レジリエント・レディ」などの納期、就航も遅延している。