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マイヤー、P&Oクルーズ向け「アルビア」を引き渡し
2022.12.16
外国船社
マイヤー・ベルフト造船所は15日、P&Oクルーズ(カーニバル・コーポレーション傘下)向けの新造船「アルビア」(18万5000トン)を引き渡した。「アイオナ」(2020年5月就航)の同型姉妹船で、英国マーケット向けに建造された客船としては過去最大。液化天然ガス(LNG)焚きの客船で、船体設計を最適化することで空気抵抗を最小限に抑え、エネルギー効率に優れた最新技術を搭載している。同船はカーニバル クルーズ ラインの「マルディグラ」、「カーニバル・セレブレーション」、「カーニバル ジュビリー」など同様、「エクセル・クラス」と呼ばれるカーニバル・グループの次世代客船。
同船は12月23日発の処女航海(サウサンプトン発着カナリア諸島クルーズ14泊)後、2013年1月6日からバルバドス起点のカリブ海に就航する。
ブレーマーハーフェンでの引き渡し式に出席したP&Oクルーズのポール・ラドロー社長は、「アルビアはP&Oクルーズが提案する旅の最新トレンド、ダイニング、エンターテイメントを体現し、年間を通じて温暖な気候の中で過ごすサンシャイン・リゾートを象徴するような船。姉妹船アイオナのデザイン美学と全体的なレイアウトを受け継ぎながら、カリブ海と地中海に展開するアルヴィアの特徴を最大限に生かした、斬新で刺激的な外部・内部空間を提供する」と述べた。
「アルビア」のスカイドームには開閉式のガラス屋根が設置され、食事やドリンクを楽しめる。夜間はエンターテインメント空間として、ショーや音楽ライブ、ゲストによるパフォーマンスが行われる。また、巨大なシースクリーンで大ヒットした映画も鑑賞できる。
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