クルーズニュースNews
運航再開で感染症対策など紹介、東北クルーズ振興連携会議
2022.12.16
業界
国土交通省東北地方整備局と東北運輸局が事務局を務める「東北クルーズ振興連携会議」はこのほど、東北のクルーズ振興を目的に「東北クルーズカンファレンス」をオンラインで開催した。コロナ禍の中でも安心かつ安全な国際クルーズの再開に向け、クルーズ業界を取り巻く情勢や、クル-ズ船社・観光関係者の安全対策などについて紹介し、意見交換も行った。同会議の構成団体などから57人が参加した。
講演では、MSCクルーズジャパンとジャパネットサービスイノベーションの担当者がコロナ禍におけるクルーズ船の運航状況やクルーズ船社の感染対策などの取り組み、寄港地や観光事業者との連携などを紹介した。ジャパネットサービスイノベーションクルージング企画戦略部の荒木辰道シニアエキスパートは、「当社は、乗船される皆さまが満足できるよう、地元や行政と連携し、さらに喜んでいただけるおもてなしを行う。特に寄港地での温かい歓迎は印象に残るため、歓迎イベントをはじめ、ともに地域の魅力を伝えていきたい」と話した。
閉会のあいさつでは、東北経済連合会の小野晋常勤顧問が、「東北への観光客、インバウンド客は増加傾向だが、沿岸部はあまり増えておらず、クルーズはインパクトのある事業だ。ガイドラインが発出され、国際クルーズが再開される中で、2025年の大阪万博は大きな目標となる。船社・旅行会社、各地域の関係者との連携をさらに深めたい」と語った。