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MSCの2隻、世界一周クルーズへ同時出航
2023.01.06
外国船社
「MSCポエジア」(9万2627トン、乗客定員2550人)と「MSCマニフィカ」(9万5128トン、同2518人)が5日、ジェノバ港から世界一周クルーズに出航した。同じ港から同時に世界一周へ出発したのは業界初。ポエジアは117日間、マニフィカは119日間の航海で、合わせて約5000人が乗船。2隻は西地中海を共にクルーズした後、それぞれ異なる目的地に向けて大西洋を横断する。
ポエジアによる2022年の世界一周クルーズはパンデミックのため中止となったが、同船による2023年の世界一周クルーズはすでに完売していた。このためMSCクルーズは、ポエジアが昨年キャンセルした同じコースに、あらためてマニフィカを投入することを決めていた。
ポエジアはカリブ海へ向け大西洋を横断。パナマ運河通過後、メキシカンリビエラを航行しサンフランシスコへ。さらに船は太平洋を横断。ハワイ、豪州、ベトナム、日本、中国、中東などの各地を訪れる。
マニフィカは南米を目指して大西洋を横断。ホーン岬を回ってペルーに向かい、その後、フランス領ポリネシア、オーストラリア、インド、中東に展開。スエズ運河を通過して地中海に戻る。
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