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A&Kトラベルグループのクリスタル・クルーズは1日、「クリスタル・セレニティ」（6万8870トン）と「クリスタル・シンフォニー」（5万1044トン）の運航再開を発表した。新ブランド「クリスタル – エクセプショナル・アット・シー」として、2023年、2024年のクルーズを今月末から一般販売する。

2隻は客室、パブリックスペースを大幅に改装すると共に、乗客定員を抑えることでよりスペーシャスな空間を提供する。地中海、北欧、カナダ、ニューイングランド、アラスカ、カリブ海、パナマ運河、中東、アジア、オーストラリア、ニュージーランドを巡る予定。最初の出航は、セレニティが7月31日マルセイユ発、シンフォニーは9月1日アテネ発の地中海クルーズ。

スイートルームと客室はより広々とし、細部にまでこだわった現代的なクラフトマンシップが施される。スイートルームにはイタリアから切り出した大理石を使用し、モダンな家具と上質なコットンリネンを備える。客室タイプは2隻共通で、広さは「クリスタル・ペントハウス・スイート」の79平方メートル（含むベランダ）からシングル用客室の20平方メートルまで。上級スイートには専属バトラーが付く。両船とも乗客と乗組員の比率はほぼ1対1になる予定。

無料のフード＆ビバレッジプログラムは、いつどこで食事をしても、効率的でパーソナルなサービスを提供。また、各地域のシェフを招き、その土地ならではの料理を味わえるという。

スパとジムもリニューアルし、パドルテニスと人気のピックルボールが楽しめるようになる予定。また、エンターテイメントやイベントのプログラムも一新する。

アバクロンビー＆ケント（A&K）の地上手配により、陸上でも船内と同様に高品質な旅を提案する。A&Kは世界有数のガイド、きめ細かい手配などに定評があり、60 年以上にわたり全世界に展開している。

クリスタルのジャック・アンダーソン社長は「セレニティとシンフォニーは生まれ変わった。クリスタルの特徴であるパーソナルなサービスは、さらに進化している。ダイニングでは世界各地の本格的な料理が味わえる。A＆Kの地元の専門家が、各航路で思い出に残る旅を企画し、ガイドブックに載っていないような体験を保証する」と述べている。