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RCLの赤字縮小、予約は記録的な水準に

2023.02.08
業界

ロイヤル・カリビアン・グループ(RCL)は7日、2022年第4四半期の決算を発表した。売上高は26億399万ドル(前年同期9億8224万ドル)、純損失は5億20万ドル(同13億5696万ドル)だった。この結果、2022年通期の売上高は88億4054万ドル(同15億3213万ドル)、純損失は21億5596万ドル(同52億6049万ドル)となった。

 

第4四半期の乗船率は95%で、主力のカリブ海航路は100%、休日のクルーズは110%に迫った。1日当たりの総利益はコロナ禍前の2019年第4四半期に比べ3.5%増加した。通期の乗船率は85%で、船隊は昨年6月以降フル稼働している。

 

2023年の見通しについてRCLは、2019年に達成した過去の記録的な調整後EBITDA(支払利息、税、減価償却前の収益)を超えると予想。予約は過去最高水準で推移しており、昨年11月以降大幅に改善。年明けからは記録的なウェーブシーズンを迎えており、2022年11月の前回決算発表以降、史上最多の予約週が既に7回に及んでいるという。

 

RCLはロイヤル・カリビアン・インターナショナル(RCI)、セレブリティ・クルーズ、シルバーシー・クルーズの3ブランドを所有、運営している。また、TUIクルーズとハパックロイド・クルーズを運営するジョイント・ベンチャーに50%出資しており、両ブランドは2022 年末現在、10隻の新造船を発注している。

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