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クリスタル・クルーズは15日、世界的な日本料理シェフ、松久信幸（ノブ・マツヒサ）氏の和食ダイニング「UMI UMA」 が「クリスタル・セレニティ」（6万8870トン）、「クリスタル・シンフォニー」（5万1044トン）に復帰すると発表した。寿司をはじめ、タラやスズキのグリル、和牛ステーキなどを提供する。

同社のバーニー・レイポルド上級副社長は、「新生クリスタルが出航する際に、最も人気のあるレストランの一つであるUMI UMAが船に戻って来なければ、クリスタルとは言えない」と述べ、ノブ・レストランの料理を洋上で楽しめる唯一のクルーズ・ラインであることを強調した。

同レストランは予約制で、11日以内の航海の場合、1クルーズにつき1人1回、11日以上のクルーズは2回利用（無料）できる。空席があれば、船上で追加予約は可能（有料）。

クリスタルの2隻は昨年、A&Kトラベル・グループが買収し、現在、船内を改修中。セレニティは7月31日にマルセイユから地中海クルーズに出発、シンフォニーは9月1日にアテネから出航する。地中海、北欧、カナダ、ニューイングランド、アラスカ、カリブ海、パナマ運河、中東、アジア、オーストラリア、ニュージーランドを周遊する計画。