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ノルウェージャン・クルーズライン・ホールディングス（NCLH）は20日、フランク・J・デル・リオ氏が6月30日付で同社の社長兼CEOおよび取締役を退任すると発表した。同氏は2025年まで取締役会の上級顧問として残る予定。

後任にはノルウェージャン・クルーズ・ライン（NCL）の社長兼CEOを務めてきたハリー・J・ソマー氏が任命され、7月1日付で就任する予定。

デル・リオ氏は2002年にオーシャニア・クルーズを創業。2008年にプレステージ・クルーズ・ホールディングスを設立し、オーシャニアとリージェントを傘下に収めた。2014年にノルウェージャン・クルーズ・ライン（NCL）がプレステージを買収した後、同氏は翌年NCLHの社長兼CEOに着任。以来、クルーズ業界を代表するリーダーの一人としてらつ腕を振るってきた。

ソマー氏は55歳。営業、マーケティング、収益管理、旅客サービス、旅程開発、国際事業開発・運営など、クルーズ業界で30年以上の経験があるベテラン。NCLの社長兼CEOを務めるかたわら、ここ数カ月は、オーシャニア、リージェントを含めた3ブランド全ての収益部門を監督している。

（写真／左フランク・J・デル・リオ氏、右ハリー・J・ソマー氏）