News

クイーン・アン、伝統のファンネル搭載

2023.04.19
外国船社

キュナード・ラインは18日、「クイーン・アン」(11万3000トン)のファンネル・リフトと呼ばれる搭載工事を行なったと発表した。14日に建造中のフィンカンティエリ造船所で実施したもので、キュナードの船を象徴する赤と黒のファンネル(煙突)が最上ブロックに据えられた。

 

同船はキュナードの249隻目。「クイーン・メリー」(14万8528トン、2004年竣工)、「クイーン・ヴィクトリア」(9万49トン、2007年竣工)、「クイーン・エリザベス」(9万901トン、2010年竣工)に続く久々の新造船で、同社は1999年以来の4隻体制となる。同船は来年5月3日、英国サウサンプトンを出発し、スペインのラコーニャとポルトガルのリスボンを訪れる7泊8日クルーズでデビューする予定。

 

赤と黒のファンネルは、150年以上にわたって同社の船を飾っている。デザインは、キュナードの初期の船を建造した英国造船所のオーナー、ロバート・ネイピアの発案によるもの。

 

キュナードのアンガス・ストラザーズ上級副社長は、「重要な節目を迎えることができ、大変うれしく思う。ファンネルの設置は、建造過程における重要なステップであり、本船が当社の船隊に加わることに一歩近づいたと言える。赤と黒の特徴的なファンネルは、当社の伝統を象徴するシンボルであり、クイーン・アンの大きな特徴の一つとなるだろう」と述べている。

(写真提供/キュナード)

クイーン・アン、伝統のファンネル搭載
クイーン・アン、伝統のファンネル搭載
TOPへ戻る
シェアアイコン