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仏船社ポナンの「ル・ソレアル」、博多港初入港
フランス船社ポナンが運航する客船「ル・ソレアル」（1万992トン）が22日、博多港に初入港した。それを記念し、博多港クルーズターミナルで歓迎式典が実施された。
入港に当たって、福岡市港湾局の早川哲史理事があいさつ。「このたびは博多港を発着地として選んでいただき、ありがたい。ル・ソレアルは本格的なフランス料理が楽しめる食通の船と呼ばれていると聞いている。私自身もいつか乗船して楽しんでみたい」とスピーチした。
これに対し、ル・ソレアルのピエール・マリエ・デュクルノー船長は「ポナンは意欲的に新しい旅先を開拓しているが、今回初めて福岡に入港できてうれしく思っている。日本発着クルーズが再開した本シーズンだが、非常に好評をいただいている。ポナンは社是として環境を最大限保護しながら、地域と連携したクルーズを行っている。それをしながらも、フランス料理の美食を中心としたラグジュアリーなサービスを提供し続けていきたい」と述べた。
続いて港湾関係者らが参加した船内見学会では、ポナンの日本・韓国支社長でありエクスペディション・リーダーでもある伊知地亮氏が、今回の日本発着クルーズで日本各地の食材を仕入れて乗客に提供していることを一例として紹介。「ポナンは乗客の方々はもちろん、地域の方々にも喜んでもらえるクルーズを行っている。2024年にも日本発着クルーズの計画があるが、今日がその準備の始まりの日であり、今後も港湾関係者や地域の方々にご協力をお願いしたい」とあいさつした。
ポナンは2023年3月より日本発着クルーズに就航。2024年には今回来航したル・ソレアルと初来航の「ル・ジャック・カルティエ」（9,900トン）の2隻体制で、計11本の日本発着クルーズを行うことを明らかにしている。
写真は歓迎式典後の記念写真、ル・ソレアル船体、船内見学会で披露されたル・ソレアルのスイート客室の一例
