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「エクスプローラI」（6万3900トン）の最上級客室「オーナーズ・レジデンス」の概要が明らかになった。同船を運航するMSCグループの高級クルーズ・ブランド、エクスプローラ・ジャーニーズによると、280平方メートルを超えるリビング・スペースをはじめ、155平方メートルのスイート・エリア、インフィニティ・ジャクジーと8人掛けのダイニング・テーブルを備えた125平方メートルの屋外テラスで構成されている。

同社プロダクト部門の責任者、ジェイソン・ジュリノー氏は「私たちは有名プランドと提携し、比類のない体験を提供している。ソファや椅子はノルやモルテーニ、照明はアステップがデザイン。ダブル洗面化粧台のバスルームは貴重なカルカッタ大理石で作られている」と説明、エレガントでありながらリラックスできるヨーロッパの高級感を生み出しているという。オーナーズ・レジデンスには専属のプライベート・バトラーが付く。同室は大人3人の利用が可能。

室内には特注のキングサイズ・ベッド睡眠システム、フレッテ製の高級ベッドリネン、豊富な枕のセレクション、ダイソン製のヘアドライヤー、望遠鏡などを備える。自室でトレーニングできるテクノジム・ベンチや運動用ツールを収納したキットも準備。室内バーは好みに応じて補充されるほか、ウエルカム・ボトルとしてドンペリニヨン・ビンテージ2013を用意する。また、持続可能性と環境に配慮し、詰め替え可能なバス・アメニティ、生分解性ポッドを備えたエスプレッソマシン、個人用のウォーターボトルなどを提供する。

オーナーズ・レジデンスの乗客は、自宅から空港までの往復送迎、旅行前または旅行後のホテル宿泊、ホテルと港間の往復送迎などの特典サービスが受けられる。

同船は今年7月17日、英国サウサンプトンから処女航海に出発する予定。

（写真提供:エクスプローラ・ジャーニーズ）