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オーシャニア「インシグニア」が東京国際クルーズターミナルに初入港
2023.06.22
外国船社
オーシャニアクルーズの「インシグニア」(3万277トン)が、6月20日に東京国際クルーズターミナルに初入港した。
2023年1月15日にサンフランシスコを出航した世界一周の途上で、東京に停泊。この後、東北からアラスカを周遊し、7月13日のサンフランシスコでフィナーレを迎える。180日間の世界一周クルーズは、業界最長クラスを誇る。
同日、メディア向けに船内見学会が実施された。3万トンの小型船の中は、調度品や壁、絨毯の配色も配慮され、高級感が漂う。船内では特に英国風デザインが施された重厚な内装の図書室が注目を集めた。この図書室はリピーター乗客のリクエストもあり、2018年の改装時も手を加えず就航当時のままにしている。
同船は食事の質の高さをアピールしており、例えば魚介類などは寄港した港で仕入れるか、当日の朝空輸された新鮮なものを中心に使用する。乗客10名に対して料理人が1人乗船し、乗組員の半数は配膳サービスに従事していることが説明された。
オーシャニアクルーズは現在、米国三大クルーズ会社のひとつ、ノルウェージャンクルーズライン・ホールディングス(NCLH)の傘下。現在7隻を保有しており、今年5月には新造船「ビスタ」がデビューした。2025年には同クラスのアリューラが竣工予定。
写真は左から船体、メインダイニング、図書室
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