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MSCのエクスプローラI、引き渡し完了
2023.07.21
外国船社
フィンカンティエリ造船所(イタリア、モンファルコーネ)は20日、MSCグループの高級ブランド、エクスプローラ・ジャーニーズ向けに建造した新造船「エクスプローラI」(6万3900トン)を引き渡した。
同船はエクスプローラ・ジャーニーズが建造する姉妹船4隻の第1船で、発表によると投資額は5億ユーロ超、4隻の投資総額は23億ユーロ相当としている。サプライチェーンの問題や船の一部改良のため、引き渡しは2週間程遅れて行われた。処女航海は8月1日コペンハーゲンからレイキャビクまでの7泊8日。夏季は北欧クルーズに展開した後、11月から拠点をカリブ海に移す予定。
引き渡しの式典にはMSCグループの創設者兼会長のジャンルイジ・アポンテ氏、同グループのクルーズ部門会長のピエルフランチェスコ・ヴァーゴ氏、フィンカンチエリ最高経営責任者(CEO)のピエロベルト・フォルジェロ氏らが出席した。
「エクスプローラII」は現在、フィンカティエリのセストリ・ポネンテ造船所(ジェノバ)が建造中で、2024年8月に竣工予定。「エクスプローラIII」(竣工予定2026年)と「エクスプローラⅣ」(同2027年)はLNG燃料船となる。
(写真提供:エクスプローラ・ジャーニーズ)
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