クルーズニュースNews
RCI「スペクトラム・オブ・ザ・シーズ」、横浜初入港、祝賀イベント開催
ロイヤル・カリビアン・インターナショナル(RCI)が運航する大型客船「スペクトラム・オブ・ザ・シーズ」(16万9000トン)が12日、4000人以上の乗客を乗せて横浜港大黒ふ頭に初入港した。コロナ禍を経て初めて日本寄港することを記念し、船内で祝賀イベントを開催した。
イベントでは、RCIのアジア太平洋地区マネージングディレクター兼副社長のアンジー・ステファン氏、スペクトラム・オブ・ザ・シーズのウー船長、横浜市港湾局長の中野裕也氏、横浜市港湾局みなと賑わい振興部長の宮田綾子氏が贈答品を交換。その後船内をめぐる視察ツアーを行った。
RCIアジア太平洋地区マネージングディレクター兼副社長であるアンジー・ステファン氏は「今航のような比較的長めの日程は、オーストラリア、ヨーロッパ、アメリカからのフライ&クルーズ市場で非常に人気がある。実際に、7月、8月に設定していた2本の日本寄港クルーズが予想以上に早く完売したため、さらに2本の航路を急きょ追加した。多くのゲストがクルーズ前後に横浜にも滞在して観光をするため、横浜市にも非常に大きな経済的利益をもたらす」と語った。
横浜市港湾局の中野裕也局長は「スペクトラム・オブ・ザ・シーズが約4年ぶりに横浜港に寄港することを心より歓迎する。スペクトラム・オブ・ザ・シーズが今後も横浜港を訪れ、多くの乗客が市の経済を活性化させてくれることを願っている。横浜港は最大7隻の客船が同時に寄港できる設備を整えており、様々な客船を積極的に受け入れ東アジアクルーズの発着拠点を目指す」と述べた。
(写真左から)港湾局みなと賑わい振興部・宮田綾子部長、国土交通省海事局外航課・指田徹氏、横浜市港湾局・中野裕也局長、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルアジア太平洋地区マネージングディレクター兼副社長・アンジー・ステファン氏、国土交通省港湾局産業港湾課・久田成昭氏、スペクトラム・オブ・ザ・シーズのウー・フーミン船長