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14日、シルバーシー・クルーズは新造船「シルバー・ノバ」（5万4700トン、乗客定員728人）の運航をベニスから開始した。同船はシルバーシーの新クラス第1船で、同社として初めてマイヤーベルフト（ドイツ）で建造。燃料電池とバッテリーを組み合わせたハイブリッド電源を搭載し、同社で初めて液化天然ガス（LNG）を主燃料とするなど環境に配慮している。同型第2船「シルバー・レイ」が2024年夏に就航予定。

左右非対称の斬新なデザインを採用し、ガラス張りを多用することでほぼすべてのパブリックスペースから海を見渡すことができる。全客室バルコニー付きで、最大の客室「オティウム・スイート」は123平方メートル。乗客一人あたりのスペース比率は75トンで同社最大。乗組員一人あたりの乗客数は1：1.3人と手厚いサービスが期待できる。

同船は今夏は地中海クルーズを実施し、11月以降はカリブ海と南米に配船となる。2024年1月4日から71日間の南米グランド・ボヤージに出航。18カ国38都市を訪れる。