クルーズニュース

News

ディズニー・クルーズ・ラインは5日、新造船「ディズニー・トレジャー」（14万4000トン）の施設やエンターテインメントなどの詳細を発表した。同船は2022年7月に就航した「ディズニー・ウィッシュ」の姉妹船。2024年12月21日、米国フロリダ州のポートカナベラル港から東カリブ海クルーズ7泊の処女航海に出航する。初シーズンは同港発着の東・西カリブ海クルーズ7泊に就航予定。

トレジャーのデザイン・コンセプトはディズニー・キャラクターたちの冒険ストーリー。「アラジン」、「ココ」、「ズートピア」などの物語からインスピレーションを得ている。同船にはウィッシュで好評の2つのレストラントに加え、ファミリー向けのエンターテインメント・レストランを新たに導入する。

「プラザ・デ・ココ」は映画「ココ」をテーマにした世界初の劇場型レストラン。伝統的なメキシコ料理を現代風にアレンジした料理を提供する。「ワールド・オブ・マーベル」は、スパイダーマンやアベンジャーズといった人気キャラクターのエンターテインメントを楽しめるハイテク・レストラン。ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの創立年にちなんで名付けられたレストラン「1923」は、現代と古典の両方のアニメーション映画をテーマにしている。

ホール、シアター、カフェ、デッキなど船内施設ではエンターテイメント、アトラクションを通じて、ディズニーのさまざまなキャラクターと触れ合える。1256室ある客室は古典的な冒険ストーリーから着想を得ている。「アラジン」、「ポカホンタス」、「アップ」、「エンカント」など、人気のディズニー映画やピクサー映画のカスタム・アートワークやデザイン要素があしらわれる。

トレジャーは現在、ドイツのマイヤー・ベルフト造船所で建造中。ウィッシュと同様、液化天然ガス（LNG）を燃料とする予定。ディズニー・クルーズ・ラインの「キャスタウェイ・クラブ会員」は2023 年 9 月 12 日から同船の乗船予約ができる。一般予約は20 日から。

写真:ディズニー・トレジャー〈左〉、グランド・ホール〈右〉