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RCIのLNG燃料船ユートピアが進水

2023.09.19
外国船社

ロイヤル・カリビアン・インターナショナル(RCI)の新造船「ユートピア・オブ・ザ・シーズ」(23万6857トン)が先週末、フランスのサン・ナゼールにあるアトランティック造船所で進水した。同船は「オアシス・クラス」初のLNG(液化天然ガス)燃料船。2024年7月竣工予定で、ポートカナベラル発着の3〜4泊のショート・クルーズに就航する。

 

18日の発表によると、着工から17カ月、進水はドックに一晩で17万4000立方メートルを超える注水から始まり、引き出し作業は15時間近くに及んだ。全長362メートル、幅66メートルの船体は、74以上のブロックで組み上げた。

 

ユートピアは「オアシス・プラス・クラス」と呼ばれる同型船の4番船で、シリーズ最終船となる。姉妹船は「ハーモニー・オブ・ザ・シーズ」(2016年就航)、「シンフォニー・オブ・ザ・シーズ」(2018年就航)、「ワンダー・オブ・ザ・シーズ」(2022年就航)。初期のオアシス・クラス「オアシス・オブ・ザ・シーズ」(2009年就航)、「アリュール・オブ・ザ・シーズ」(2010年就航)のトン数をわずかに上回っている。ユートピアは、RCIとしては現在建造中の「アイコン・オブ・ザ・シーズ」(2024年1月就航、25万800トン)に続くLNG燃料船となる。

 

来年7月22日から始まるユートピアのバハマ・クルーズは、ポートカナベラル発着でナッソー(バハマ)、ココケイ(同)に寄港する。

 

写真提供:RCI

RCIのLNG燃料船ユートピアが進水
RCIのLNG燃料船ユートピアが進水
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