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キール港、陸電供給施設を正式稼働

2023.09.26

キール港は23日、オストゥファーハーフェンに陸上電力供給施設2基を開設した。クルーズ船とフェリー向けに整備したもので、同港を拠点にしている「MSCエウリビア」(18万1541トン)の寄港に合わせて正式に稼働させた。

 

導入に当たってドイツ連邦政府とシュレースヴィヒ・ホルシュタイン州は、1100万ユーロ超を折半で提供した。開会式にはホルシュタイン州首相のダニエル・ギュンター氏、キール市長のウルフ・ケンプファー氏をはじめ、港湾当局、建設担当のシーメンス、MSCクルーズの代表らが出席した。

 

稼働した施設は最大3隻の並列供給が可能。うち1基はフェリー1隻とクルーズ船1隻に対応し、オシュトゥファーハーフェンの 4 つのバースで陸上電力に接続できる。エウリビアは今後、ヨーロッパ・クルーズの際に継続的に利用する予定。

 

写真提供:キール港

 

キール港、陸電供給施設を正式稼働
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