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ホーランドの全船、陸電利用の整備完了
2023.09.29
外国船社
ホーランド・アメリカ・ライン(HAL)は28日、全船の陸上電力接続が可能になったと発表した。2006年から「ビスタ・クラス」(ザイデルダム、オーステルダム、ウエステルダム、ノールダム)の陸電接続設備を整備してきた同社は、「フォーレンダム」(6万1214トン)を最後に一連の対応を完了した。
HALは最新・最大船型の「ピナクル・クラス」(コーニングスダム、ニュースタテンダム、ニューロッテルダム)に陸電接続設備を建造当初から装備したが、他船については順次改修を進めてきた。
HALによると現在給電が受けられるのは世界で18港以上、さらに25港以上が給電施設を建設中または導入を検討中としている。同社が寄港時に陸電利用できる主な港はニューヨーク、ジュノー、サンフランシスコ、サンディエゴ、シアトル、ハリファックス、モントリオール、バンクーバー、ベルゲン、オーレスン、クリスチャンサン、キール、厦門、上海。2024年にはロッテル港でも接続可能となる予定。
HALは二酸化炭素排出量を2026年までに2019年比で20パーセント削減する計画で、陸電利用のほか、廃棄物の削減とリサイクルなど総合的に環境対策に取り組んでいる。
写真提供:HAL
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