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カーニバル・コーポレーションは9月29日、2023年第3四半期（2022年12月〜2023年8月）の決算を発表した。売上高68億5400万ドル、純利益10億7400万ドルでともに過去最高を計上した。同社のジョシュ・ワインスタインCEOは「今四半期は売上、利益ともに予想を大幅に上回った」としている。

当期の売上高は第2四半期に続き好調を維持。純利益は前年同期比で1.6倍と好成績を印象付けた。第3四半期の稼働率は同社予想を上回る109%で、過去の水準に回復した。期中の予約数は引き続き大幅に増加、2019年比で20%近く上回った。第3四半期の予約件数としては過去最高。2024年分は2023年に比べ高い価格水準で予約を獲得している。

2023年第1四半期から第3四半期までの売上高は、前年同期（83億2900万ドル）の約2倍の161億9700万ドルに達した。純損失は前年同期の44億9500万ドルから大幅に削減したが、2600万ドルほどの赤字が残った。

第4四半期の調整後EBITDA（金利、税金、償却前利益）は8億〜9億ドルと予想。通期の調整後EBITDAは41億〜42億ドルとなる見通し。

写真:ワインスタインCEO 提供:カーニバル・コーポレーション