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NCL、一人参加向け客室を1000室に拡大
2023.10.04
外国船社
ノルウェージャン・クルーズ・ライン(NCL)は3日、一人参加向け客室を2024年1月2日から2倍以上に拡大すると発表した。運航する19隻全船を対象に約1000室を導入する。
「ソロ・ステート・カテゴリー」として「ソロ・インサイド」、「ソロ・オーシャンビュー」、「ソロ・バルコニー」の3タイプを年明けから順次販売する。同社は「価格や空室状況は寄港地や需要によって異なるが、通常のツインルームを一人で利用する場合より安くなる」としている。
NCLのデビッド・J・ヘレラ社長は、「2010年にノルウェージャン・エピックで初めて一人用客室を提供して以来、利用者から好評を得ている。一人で旅行を希望する乗客の需要が高まっていることを実感し、この度、一人用客室を全フリートに拡大することにした」と述べている。ソロ・ステート・カテゴリーは現在9隻に設けているが、来年から全船に拡大する同カテゴリーの利用者にはビールやワイン、スナックを楽しめる専用ラウンジを用意。一人利用者向けのアクティビティにも参加できる。
旅行専門のプラットホーム会社・トラベルポート社の調査によると、一人旅は全世界の予約の約18%を占めているという。また、オンライン旅行社のラディカル・ストレージによると、2020年12月から2022年4月にかけて「一人旅」というワード検索が267%増加したとしている。NCLでも2019年から2022年にかけて、一人参加の予約が増えた。
写真:「ノルウェージャン・プリマ」のバルコニー客室、提供:NCL
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