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ホーランド・アメリカ・ラインの「ウエステルダム」、横浜にて船内見学会実施
ホーランド・アメリカ・ラインが運航する「ウエステルダム」(8万2350トン、乗客定員1,964人)が15日、横浜港に入港。今年2回目となる日本発着クルーズの出港を前に、船内見学会が実施された。
同船は150年の歴史を誇るホーランド・アメリカ・ラインのビスタクラスの3隻目として2004年に就航し、2017年に改修。さらにコロナ禍に家具やじゅうたんをすべてリニューアルし、これまでの重厚感ある雰囲気にモダンなデザインを取り入れた。
「洋上の美術館」と称される同船は、絵画や彫刻、オブジェなどバラエティに富んだ芸術品に彩られ、オランダの国立美術館とのコラボレートにより、貴重な作品のレプリカも飾られている。
豊富な選択肢が用意されたメインダイニングでは、従来のファーストシーティングとセカンドシーティングに加え、いつでも自由に利用できるアズユーウィッシュダイニングを採用している。船内には多くの生花が飾られているのも特徴だ。客室は広めで、バスタブ付き客室が多いのも日本人向けである。
近年は船上でのエンターテインメントにも注力している。「ミュージックウォーク」と名付け、4カ所のステージではクラシックやロック、ポップスなど、さまざまなジャンルの生演奏が披露される。乗客はそれぞれのステージそめぐって楽しむスタイルだ。
船内見学会に際し、船長からは、「世界を旅する時がきた。海外クルーズへぜひ出かけよう。ホーランド・アメリカ・ラインの船で会えることを楽しみにしている」というメッセージも寄せられた。
「ウエステルダム」は2024年春にも日本発着クルーズの実施を予定している。
写真は左から横浜港大さん橋国際客船ターミナルに停泊中の「ウエステルダム」、メインダイニングルーム、ピアノが2台置かれたビルボード・オンボード