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カーニバル・フリーダム、大改装終えクルーズに復帰
2023.10.24
外国船社
今月初めに大規模な改装のためカディス(スペイン)のナバンティア造船所に入渠していたカーニバル・クルーズ・ラインの「カーニバル・フリーダム」(11万320トン)が工事を終え、23日、バルセロナからホームポートのポートカナベラルに向け出航した。到着は11月6日。
フリーダムは昨年5月、寄港地のグランドターク島でファンネル(煙突)が燃える火災を起こし、カーニバル船のシンボル、ファンネルの「クジラの尾」の部分を損傷した。事故からわずか2週間後にはポートカナベル発着の通常のクルーズに復帰したが、その後、同船はクジラの尾が切り落とされたファンネルで運航を続けていた。
今回の工事でフリーダムはクジラの尾が付いた真新しいファンネルを搭載するとともに、船体は赤、白、紺のカラーに再塗装された。このカラーリングは2021年に就航した「カーニバル・マルディグラ」(18万3900トン)から採用しており、カーニバル船はドック入りの際に順次船体の色を塗り替えている。
16日間に及んだこの改装で、フリーダムは退役軍人、現役軍人を称えるバーや写真スタジオを新たに設けたほか、カジノを拡張。さらに、客室やパブリック・スペースの改修、グレードアップを行った。
同船はポートカナベラル発着で、東カリブ海5泊とバハマ4泊のクルーズに通年就航する。
写真提供:カーニバル・クルーズ・ライン
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