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バンクーバー港、乗客125万人、332隻で過去最高
2023.10.25
港
バンクーバー港のカナダプレイス・クルーズ・ターミナルは今年、前年比54%増の乗客125万人(推定)を迎え入れ、過去最高を記録した。アラスカ・クルーズのシーズン(4月〜10月)中、客船の寄港回数も332回(前年307回)で過去最高だった。
24日、ホーランド・アメリカ・ライン(HAL)の「コーニングスダム」(9万9863トン)がバンクーバー港を出航し、シーズンを締めくくった。HALは今年5隻をアラスカ・クルーズに投入、カナダプレイスを利用した同社の乗客数は全体の25%を占めた。
カナダ政府は2022年に渡航制限を段階的に緩和したが、今年はコロナ関連の制限がないパンデミック後初めてのフルシーズンだった。来訪客船の乗船率は平均95%、夏のピーク時は平均96%だった。パンデミック前だった2019年の98%には及ばなかったが、前年の69%を大きく上回った。
寄港中、75%近くが陸上電力で賄われ、需要は着実に増加している。2019年は50%、2022年は70%だった。バンクーバー港は、2009年にカナダで初めて陸電供給を開始。以来、港湾関連の温室効果ガス排出量を3万8000トン以上削減している。
写真提供:HAL